SKY NOTE

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元人質から見たテロリストの実態

フランスでテロが起きた。テロリストの実態とは何なのか説明している記事を見つけたので紹介する。

 元人質が語る「ISが空爆より怖がるもの」
 http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20151119-00051589/

ISに人質として捉えられたフランス人ジャーナリストによれば、彼らの好むものは世間の注目らしい。

  • ネット上のニュースやソーシャル・メディアを追い、今回のパリ襲撃後に書かれている様々の反応を見て、彼らはおそらく今「我々は勝利している!」と大声で連呼しているだろう。彼らは、すべての過剰反応、分裂、恐怖、レイシズム、排外主義の兆しに気分を鼓舞される。ソーシャル・メディアの醜さのすべてが彼らを惹きつける。

そして、その実態は…

  • 「全世界のムスリムVSそれ以外の人々(十字軍)」という構図を狂信する彼らは、たとえどんなことが起こっても、それはアラーの祝福であり、すべてが正しい方向に進んでいると信じるそうだ。無敵の楽観主義者である。(中略)彼が気付いたのは「非情な殺し屋」「冷酷な戦士たち」といったISのイメージはPR・マーケティング戦略の賜物で、一人一人はみな非常に子供っぽく幼稚だったという。「イデオロギーと権力に酔っているストリート・キッズ」という感じだったそうだ。

ネトウヨと精神的によく似ている。他者を敵視し、その価値観を認めず、自分のみが正義だと盲信するところなどそっくりである。それ故に、その敵を滅ぼす為ならば、殺人も、自分自身の命も犠牲にしてしまう。日本のネトウヨと違うのは覚悟のレベルが違う程度。多分、日本が、それらの国と同じように貧しくなったら、今のネトウヨのような連中がテロリスト予備軍になるのだろう。精神的によく似ている。

とても偏執的にニュースが好きで、それらを自分の価値観のフィルター越しで全てを見る。だから、全ての事が彼らの価値観で歪曲されてしまう。極端な主観に基づく解釈に酔いしれ、その中で極端な行動を繰り出す狂信者、それがテロリストの実態と見える。

彼らが幼稚なのは、特定の方向性の知識に偏り、全体をまんべんなく把握する大局観がない事によるものであろう。彼らの大局観は、彼らの解釈する偏ったアラーの教えであり、その教えは恐らくの所、そういう偏った教えを施す洗脳教育の賜物というか、そういう情報コミュニティがあるのだろう。ここもネトウヨとよく似ている。

幼稚さというのは、過ちを認めない姿勢から生まれる。間違っている事を間違っていると言う潔さがない人間は、成長しない。自分が絶対的に正しいと思い込む、神の教えに従って、それが真理だと盲信する。それに何の疑いも持たない。それが、彼らの精神的な成長を妨げているように思えてならない。