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江口寿史展に行ってきた。

明治大学 米沢嘉博記念図書館の1Fで開かれている江口寿史展に行ってきた。

 
 江口寿史展 king of pop side B
 http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-eguchihisashi.html
 明治大学 米沢嘉博記念図書館 2015年10月9日〜2016年2月7日まで
 GoogleMap:米沢嘉博記念図書館は、秋葉原の近くのお茶の水駅の近くにある

自分は小学生の頃から、ストップひばりくんが好きで、キレイなんだけど実は男のひばりくんと、それに翻弄される耕作君のやり取りが面白くて、ファンになり、あのキレイな絵の中に入っていきたいとも思ってもいました。Illustratorというアプリケーションが好きなのも、江口寿史のキレイな絵がドロー系のソフトで再現しやすいスタイルだと思ったからで、そもそものスタートラインは、彼のスマートな絵にありました。あの立体感というか透明感のある世界を自分も書きたいと思っていたわけです。それにマンガのキャラには珍しく、ファッションセンスがあるんですね。ひばりくんは着る服もカッコいいわけです。そういう意味でセンスのいい漫画を書く作家として、江口寿史の作品は好きです。マンガもギャグが面白くて、クオリティが高い。

そんな彼の展示があるというのをTwitterで見て、自転車で走れば行けるところだってのでよってみました。ひばり君を中心に展示してあって、80年代の感じが良く出ていて、今も色褪せないひばり君の原画を見ながら、作風のコメントを読みながら、なるほど、そういう風に書いていたのかと感心しながら見入っていました。展示は1フロアで、それほど広くないのですが、当時のカラー原稿、ネームなど、江口寿史先生の作風が垣間見れて、興味深く見入ってしまいました。

展示室でビデオ映像で江口先生のペン捌きが見れて、その的確なペン捌きを見ると、キャラクターを明確なイメージを持ちながら書いているんだなと感じた。また、作品のコメント欄に、そのキャラクターが着たいと思っている服を書くという内容があって、ああ、だから、ひばりくんはカッコいいんだなと思った次第。ちゃんとキャラのイメージがファッションなども含めて描写されているから、普通のマンガと違って見えたんだなと、こだわりが持つ、奥行き感というのを感んじました。

自分は、デモのプラカードでも、もっとポップでクールな感じにしたほうがいいと思う。デザインて大事、イメージが持つ力って大きい。自分の行動規範が要するに、ああいうキレイな絵の中に入りたいとか、描きたいとか、そういう動機でIllustrator使ったりMacを使ったりしていたわけで、デザインというのは、人を動かす力があるというのを自分が動かされているから分かるし、理想の形ってイメージから入るもんなんだよね。そこから、あとは、難しい事とか勉強すればいいわけで、入り口はイメージが一番、重要なウェイトを占めると感じる。今、自分が社会運動を重視しているのは、最近の政治は危なっかしくて、人の命がかかっているからで、元々政治なんてつまらないと思っていた人間でも、殺されちゃたまらんという事で、仕方なく政治を重視せざる終えない。それを面白くして、何とか殺されないようにしないといけないという危機感から、そういう風に考えたりもしている。

それと、SEALDsの登場で、今の若者のスタイルが何となく分かってきたので、江口寿史的なポップスタイルが今の若者にフィットするというのも感触としてはある。そういうイメージを作って、何とか殺されない社会に戻したい。そして、安心して好きな曲を聴きながら江口寿史のマンガとかイラストレーションを見ていたい。そう思う。