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2015年11月13日の金曜日、パリで同時多発テロ、89人死亡、99人重体

フランスのパリで11月13日フランス時間午後9時頃、同時多発テロが起きた。そこで報道機関で伝えられている事を箇条書きでまとめてみました。

実行犯2人、ベルギー在住フランス人か パリ同時テロ 2015.11.16 00時11分
http://www.asahi.com/articles/ASHCH5F95HCHUHBI029.html

被害
 負傷者352人(内99人が重体)
 死者129人

編成 (従来の単独犯や少数のテロと違い組織的なテロ)
 犯人グループは3グループ(ISIS
  Aグループ:競技場 3人(サッカー場の爆破を狙った)

    • 1人が観戦券を持って入場を試みたが、警備員にベストを不審に思われ、場外で自爆

  Bグループ:コンサートホール 3人(無差別乱射で89人殺害)
  Cグループ:カフェ 1人(大通りのカフェで自爆:死者出さず)

装備
 全員が高性能爆薬のTATP(過酸化アセトン)と起爆装置、電池を積んだベストを着用
  AFP通信「軍用品の専門知識が必要。誰にでも扱えるものではない」
 3人が自動小銃AK47を携帯

 15日朝、犯人が使った車(ベルギーナンバーの乗用車2台)が発見
 (仏紙リベラシオン(電子版)) 
  車は先週のはじめ、ベルギーブリュッセルで借りられたもの
 ・AK47×3丁
 ・使用済み弾倉×11セット
 ・未使用の弾倉×5セット

実行犯
 実行犯はフランスの検察当局が確認したのは7人(全員死亡)
  内2人がベルギーに住むフランス人(ベルギー検察当局発表)
  指紋から1人の身元が判明
   オマル・イスマイル・モステファイ容疑者(29)
    2013年にトルコへの渡航歴
     この際にシリアにも数カ月滞在した可能性があるとみられている
     警察は父親や兄ら6人を拘束、取り調べている。
  競技場にいた3人の1人の遺体の近くから、シリアのパスポートが見つかった
   10月3日、トルコ国境に近いギリシャ東部レロス島で難民とし手続きした記録
   CIA:偽造旅券の可能性:正規の旅券にある数字がなく、顔写真と名前が一致しない



タイムライン

フランス厳戒下でもテロ防げず 銃声10分、そのとき
http://www.asahi.com/articles/ASHCG5G1KHCGUHBI025.html

13日
午後9時20分(日本時間14日午前5時20分)
フランスのスタッド・ド・フランス競技場(パリ北郊にある8万人超収容の競技場)
ドイツとフランスのサッカーの親善試合が行われ、オランド大統領も観戦している中で、爆弾テロは起きた。爆発音は3回、競技場の入り口、付近のファーストフード店でした。パニックを防ぐ為、観客にはテロとは知らされず、観戦したオランド大統領はテロ対策として内務相へ向かった。

午後9時25分(最初の爆発から5分後)
カンボジア料理店ルプチカンボジュ(パリ東部)
花火のような破裂音が30秒続いた。料理店に行くと、全員が倒れ込んでおり、若い男性が抱える少女は既に亡くなっているようだったという。

午後9時49分
バタクラン劇場
米国のロックバンド「イーグルス・オブ・デスメタル」のライブでファン1500人がいる中、自動小銃AK47を持った黒装束の犯人達が会場に乱入し、会場内の人々が無差別銃撃された。会場にいた人によれば10分ほど銃撃が続いたという。

会場にいたジュリアン・バンティゲムさん(28)は朝日新聞の取材に「途絶えることなく銃撃が続いた。10分ほどだったと思う。長かった」この時、89人以上を殺害

AFP通信などによると、容疑者は叫び声を上げて逃げる人々に対しても冷酷に銃撃を続けた
 「犯人は『神は偉大なり』と叫びながら銃を乱射し人質を取ったという。

地元ラジオ局員のピエール・ジャナザックさん

  • 「犯人が『オランドのせいだ。お前らの大統領のせいだ。シリアに介入すべきではなかった』と言ったという。

警官隊が突入すると、犯人のうち3人が自爆装置を起動させて死亡。また1人は警官に射殺された。多数の観客が死亡(89人死亡、重体多数)

「死者やけが人がバタバタと倒れ、一面に血が飛び散った」「通りでも死者が出た。辺りは血だらけだった」


まとめ

  • イスラム過激派は、攻撃すれば必ず報復テロをするので、シリア攻撃をしている国(アメリカ、ロシア、イギリス、フランス)に対して、テロが起きる事は予測されていて、実際に警戒されていたが、その中をかいくぐって、フランスが攻撃をされたのを見ると、テロを防ぐのがいかに困難かが分かる。
  • 警戒されていたので競技場に入ろうとした3人のうち、1人は、自爆ベストを見つけられて入場できず、入り口付近で自爆したのだが、残り2人は入ってきてしまっているわけで、多数の人間が入るところでのチェックは完全には出来ない事が伺える。また、レストランやライブ会場など、それほど警戒されていない場所も攻撃されているので事実上、防ぎようがない。大統領が観戦していた中を狙ってきているともいえ、要人がいることが分かっている場所は狙われる傾向にあるようだ。
  • 11月12日にISIS関連のSNSアカウントでロシアへの攻撃の予告ビデオをロシア語で流しているので、次はロシアで同時多発テロが起きるかもしれない。
  • CNN:ISIS、ビデオでロシアを脅迫か 近い将来の攻撃を予告
  • http://www.cnn.co.jp/world/35073439.html
  • ビデオは、「極めて近い将来、海のように血が流れる」というタイトルで投稿され、長さは5分間、ロシアの都市や建物の映像が重ねられていたという。現在、ロシアの治安当局が確認中との事。
  • 日本も無縁ではない、安保法制でアメリカの手先となって動けば、必ず報復テロが行われる。日本の都市にはテロリストの攻撃対象になるような、人が密集しているところが沢山あり、むしろ、攻撃されたらフランス以上に被害が出る可能性がある。実際、イスラム過激派に攻撃対象として見られている。
  • ISISイスラム教国の日本の在外公館攻撃をよびかけた。2015.9.20
  • http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20150914/1442183328
  • ここで攻撃対象とされているのが日本の在外公館(ボスニア、マレーシア、インドネシア)であるが、重要なのはISISの攻撃リストに日本が含まれている事だ。以前は、日本は攻撃優先順位が低かった彼らは言っている。しかし、安倍政権の行動から、攻撃リストに加わったと言っているので、明らかに安保法制絡みで攻撃対象になっていると見て間違いないだろう。このまま、安倍政権の超タカ派路線を続ければ、いつ何時、日本もフランスのように血の雨が降るか分からない事になるのは、大体予測がつく。そうなる前に参議院選挙で日本は安倍を下ろして戦争をしないと世界に向けて言わないと、地下鉄や駅などでテロが起きて、血の雨が日本で降る恐れがある。実際、フランスのテロにおけるISISの犯行声明では、このテロは「血の雨の雨粒の一滴でしかない」と言っているので、まだまだ潜伏しているテロリストがいる事が、この言葉からも伺える。