SKY NOTE

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福島第一原発3号機、内部を撮影、格納容器の水位6.5m

2015.10.20福島第一原発3号機の内部が放射能計測器付きのカメラで撮影された。内容は3号機の格納容器の底部から水位が6.5mあったとの事。

 産経:3号機格納容器「大きな損傷なし」 カメラで初めて調査
 http://www.sankei.com/affairs/news/151020/afr1510200037-n1.html
 江北新報:<福島第1>3号機格納容器内に損傷なし
 http://www.kahoku.co.jp/special/spe1090/20151021_05.html

3号機のフラスコ状の格納容器の高さは34mで、そこから6.5mというと、以下の図のようになる。

 
 参照元http://hatake-eco-nuclear.blog.so-net.ne.jp/index/28

1〜2号機は水位が低く、容器の底部に穴が開いていると見られ、実際、ミューオンによる透視撮影の結果、核燃料が見つからなかったのに対し、3号機の格納容器は、かなりの高さまで水が溜まっている為、格納容器底部に核燃料がそのまま残っている可能性がある。
 
 2014.6.16 1~3号機の状況
 
 参照元http://www.imart.co.jp/houshasen-level-jyouhou-old26.7.28-p29.html

比重の重い核燃料は、格納容器の底部に沈んでいると見られ、そこに水が6.5mも溜まっているという事は、容器の底部に穴が開いていないと考える事が出来、溶けた燃料が残っている可能性が高い。どうやら3号機だけは、核燃料の回収が解け出した1〜2号機に比べて確実にできる可能性がある。

内部の写真を見ると錆びているのか、白いものが付着しているのが見える。
 

この格納容器の中の核燃料が貯まっていると考えられる事から、推測できる事を書いてみたい。言うまでもなく3号機は、黒煙をあげて最大級の爆発をした。ここから先は自分の推測ですので、事実とは違う可能性が多分にありますので、そこは、ご容赦をよろしくお願いします。

 福島第一原発3号機、爆発 2011.3.14
 

3号機の核燃料が格納容器に溜まっているのならば、この大きな爆発の元となったものは、何かという事になる。爆発時の噴煙は500mを越えるものであり、それほど巨大な爆発を起こしたエネルギー源となると、水素爆発か核爆発と推定されるが、水素爆発は白いのだが、3号機は黒く、水素爆発ではない。ということは核爆発となるのだが、格納容器に核燃料は残っている可能性が高いわけで原子炉内の核燃料が爆発したわけではないのだから、使用済み核燃料の一部が爆発したものと見られる。

消去法で行くと、そう考える事が出来る。3号機の爆発が使用済み核燃料による臨界爆発ならば、保管している燃料棒のいくつかが爆発して消滅したという事になるが、あれだけ大きな爆発があったのに、その下にあった格納容器の損傷が軽微な事から見て、厚さが1m以上のコンクリートで遮へいされていた部分への影響は限定的と見られる。しかしながら、遮へいされていなかった部分の使用済み核燃料は丸ごと吹っ飛んだのではないかと思う。恐らく、使用済み核燃料の主成分であるウラン238が大量に噴煙に含まれている筈で、あの噴煙の黒さは、使用済み核燃料のウラン238ではないかと考えられる。

ウラン238は比重が重く、噴煙も海に流れていった事が衛星写真で分かっているので、殆どのウラン238は、福島第一原発近くの海上に落ちたと推定される。そう考えると、あの黒い噴煙が内陸に向かっていたらと思うとぞっとする。

これらは、状況殻見た推測なので事実とは違う可能性があります。分かった事から、可能性の高い要素を組み合わせると、そうなるという私見です。