SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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差別と公平の違い

今の世の中を見ていると、差別と公平について書く必要が出てきたと感じる。というのは公平の名の元に差別が横行しているからだ。実際は公平ではなく、特定の階級の人間の立場を温存する為の差別でしかない。

例えば非正規雇用を見てみると、仕事は同じだから、公平に見れば給与は同じにしなければいけない。しかし、差別的な給与の差がある。この差は男女の給与差にもある。

差別には、妥当とされる差が生じていないのに、別に解釈する事であり、公平とは、公の視点から妥当とされる差があるので、その差において妥当な差を認めるというものだ。

正規雇用者と非正規雇用者の仕事に妥当な差がないのにも関わらず、給与に差が生じてしまっているのは、差別であって公平ではない。男女間の給与差別も同じ。

実力によって給与に差があるとしても、その差が過剰であったり過小であったりした場合、それは差別である。公平と言うのは、それが誰が見ても妥当と考えられる内容である事が求められる。妥当性を欠くものは全て差別に該当する。

だから、世の中には差別が横行しやすい。公平とは、高い妥当性を求めるものであり、そのバランスは難しい。だから人は安易な差別をしてしまう。その差別が自分に都合が良ければ、差別を公平だと言いきってしまう事すらある。

新自由主義を標榜する連中にこういうのが多い。自分達の差別的な格差容認姿勢を公平だと言いきってしまう。それは差別であって公平ではない。