読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

平和という空気

社会 考え方

私は子供の頃、よくいじめられた。イジメられている時の私は、廊下を走らなかった。なぜなら、いつ足を引っ掛けられるかわからないからである。また、自分の背中にも意識を集中しなければいけなかった。後ろから殴られる恐れがあったからである。そんな子供時代をおくった私には、平和という空気がどれだけありがたいものか身にしみて知っている。

他者の一方的な敵意にさらされ、それに始終警戒しなければいけない重苦しさ、私自身は彼等に何もしていないが、そうなってしまう不条理を感じながら毎日を重苦しく送る日々は本当に嫌だった。神経を常に張り詰めているので、体力の消耗が激しいし、精神的にも辛い。平和な学生生活を送っていた人達とは違い、私は危険という重たい空気を吸っていた。

そういう意味で、私は常にどのように攻撃されるか意識しながら歩いたり、何事にも用心深く行動したり、悪人がどのように考えるか予測する癖がついた。しかし、そんなことを考えながら生きるのは、非常に息苦しい。だから、学校を卒業し、東京に来て平和な社会に来た時、私は心底、平和という空気が素晴らしいと感じた。でも安部政権によって、テロリストという新たな敵が産まれ、連中がどのように攻撃してくるか考えると、再び、昔の重苦しい空気に戻ってきていると感じる。

他者の敵意が自己の自由を奪う事になる事は、私は子供時代に理解している。セキュリティを強化するということは、それだけ自由がなくなる。それだけ気楽な社会ではなくなる。街角で笑っている人々を見て思うのは、その笑いがいつまで続くかという事なのだ。

私は、ベトナム戦争海兵隊員としていった方のコメントが忘れられない。

 2008/03/10 アレン・ネルソンさんのトークライブに感動
 http://kikuchiyumi.blogspot.jp/2008/03/blog-post_10.html

  • 2009年3月25日、アレン・ネルソンさんは多発性骨髄腫で亡くなりました。故人の冥福を願うととともに、この貴重な言葉を残してくれた事に感謝したい。
  • 「日本のみなさんは憲法9条のお陰でこの60年間戦争をしなくて済んだ。だからおだやかな優しい顔をしています。残念ながら世界の多くの国ではみな戦争を体験していますから、みなさんのような顔をしていません。これまで憲法9条がみなさんを守ってきたのです。今、憲法9条を変えようという動きがありますが、今度はみなさんが憲法9条を守る番です」

争いは人の表情を変えてしまうんです。平和というのがどれだけ大切なのかは、ネルソンさんのように争いによって生じる空気を吸った人間でしか分からないのかもしれない、でも、重苦しい空気というものを感じたことはあるでしょう。争いというのは、それが一日中続くことなんです。どこから敵が来るかわからないですから、始終警戒していないといけない。だから、表情が変わってしまうということなのです。

社会全体にそう言う重たい空気が漂う。それが憲法9条を失った後の日本の姿です。恐らく、その時になって平和という空気が素晴らしかったと思うかもしれませんが、失った後では遅いのです。どうか、それを失う前にその価値に気づき、平和を大切にしていただきたい。

ネルソンさんの言葉を3つ紹介します。

  • 「みなさんは米軍基地が日本を守るためにある、と信じているでしょうが、それは政府のプロパガンダ。米軍基地はアメリカが日本政府を支配するためにあるのです」
  • 「日本政府に不満があったら、東京の国会ではなくてワシントンのホワイトハウス前でデモをしてください。日本政府に決定権はないのですから」
  • 「日本は今もアメリカに占領されています。本土の人にはわかりにくいでしょうが、沖縄に行けばわかります」

このネルソンさんの言葉を聞いて思ったのですが、安保法制も同じです。戦争というのは、政府に防衛のためと言われて、開戦するのですが、実際に防衛になったことなどほんの僅かです。殆どの戦争は防衛になどなっていません。さらなる戦争の泥沼に足を突っ込み身動きがとれなくなるというのが実態です。それは、歴史を見ればそれが繰り返されている事がわかります。戦争は国を守るのではなく、戦争というものに支配されることなんです。ですが、戦争映画には、そのような暗い側面は描写されません。なぜなら、そんな陰鬱で暗い映像にお金払ってみたくないでしょ。だから、戦争映画と現実は違うのです。ヒーローが登場するわけではない。陰鬱で残虐で最悪な世界、それが戦争です。そんなものエンターティメントになりませんから、テレビで娯楽として見る戦争の世界と現実の戦争は違うのです。だから、多少なりとも私達は勘違いしているんです。映像がリアルな分、それが現実だと錯覚しているところがある。

ネルソンさんの言葉には戦争の現実があります。最初に紹介したURLと同じですが、これを読んでもらえば、どういうものなのか分かる。そして、沖縄にどれだけの負担が生じているのか分かります。

 2008/03/10 アレン・ネルソンさんのトークライブに感動
 http://kikuchiyumi.blogspot.jp/2008/03/blog-post_10.html

ぜひ読んでみてください。平和という空気がどれだけ大切か、その言葉からわかるはずです。

 
 

広告を非表示にする