SKY NOTE

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ジョセフ・ナイ氏(ジャパンハンドラー)の思想について

2012年12月の衆院選挙で安部政権が誕生して以降、何をするにも鬱でしたが、こういう負の感情の時には、その原因を突き止めるという事で、ジョセフ・ナイというジャパンハンドラーというアメリカの日本支配階層の総帥の方について調べてみると、多少はうつが解消されました。

霧の中で不安でいるよりも、怖いものがはっきり見える状態のほうが、少しはストレスが和らぐものです。ジョセフ・ナイという人がワニだとしたら、そのワニとどう距離を取るかということに集中すればいいわけです。見えないところで不安でいるよりかは若干マシな状況なのです。その横にいるアーミテージというジャバザハット似の方も、なかなか怖いです。ただ、アメリカという国は、この両人をもし、倒しても、さらにもっと厄介な人が出てくる伏魔殿のような国なので、距離をとって付き合うのが正しい対処の仕方だと思います。

現在の問題とされている。安保法制、TPPなどもジョセフ・ナイという方が発案した第三次アーミテージ・ナイリポートからくるもので、安部政権は、このリポートの内容にそって忠実に政策を実行しているのです。外国の指導層の下僕になっている段階でどこの国の首相なんだよと突っ込みたくなりますが、実際そうなのです。

 第三次アーミテージ・ナイリポート
 
 赤字を見ると、安部総理がそれを忠実に実践していることが分かります。
 青字は特定秘密保護法盗聴法改正案ですね。

ナイ氏の発想を知るべく、TEDに彼のプレゼン動画があったので、見てみました。それによると彼のモノの見方にはパワーという言葉がよく出てきます。彼によれば、パワーとは、「他者に影響を及ぼして 望む結果を獲得する力」だそうです。そして、それは3つのパワーが有るといいます。

 TED日本語 - ジョセフ・ナイ: グローバル パワーシフト
 http://digitalcast.jp/v/12106/

1.威圧して脅迫すること:ムチ
2.報酬を与えること:アメ
3.脅迫も報酬も使用せず 相手に同じ目標を持たせて 自分の欲しいモノを獲得する力を 私は 「ソフトパワー」と呼びます。

ナイ氏の持論は3番目のソフトパワーで、なぜ、彼がこの選択をしたかというと、恐怖が争いを生み出すので、それを避けて支配するという考え方のようです。一見良いことのように見えますが、実際は、これは古来よりある傀儡政権を樹立して支配する方法によく似ています。韓流時代劇を見るとよく分かるのですが、朝鮮はいつも中国に支配されていますが、その支配の仕方は、直接統治ではなく、間接統治に基づく支配です。ソフトパワーは、これとよく似ています。名前がちょっと違うだけですね。

そして、ソフトパワーに軍事力などのハードパワーを組み合わせたスマートパワーというのが最近の彼の持論ですが、それは古来より中国が朝鮮半島を圧倒的な武力で恫喝していた様子とよく似ています。要するに帝国主義でしかないのです。それに目新しい名前をつけただけです。

そして、彼は現在の力の変容について、いくつかの形態を提示し、それらがステークホルダとなって機能するという話も展開しています。ここら辺は、TPPとも関連してくる内容で、興味深かったです。

1.非政府組織
・オックスファム:良い非政府組織(らしい…)
アルカイダ:悪い非政府組織

2.国家間のパワーの移転・分散
・ヨーロッパからアジアへ

3.国と民間
・グローバルな公共財の構築(アメリカ流に言えばTPPの事を指す)
 ・実態はアメリカ主導の民間支配体制

ナイ氏のコメントを聞くと、アメリカはソフトパワーを通じて世界の主導権を握り続けるというアメリカ中心主義が垣間見えます。つまり、彼の言わんとしているのは、アメリカ主導で世界をコントロールするという思想にもとづいて、それが世界の利益にもなるという極めてアメリカ的な発想です。それに基づいて彼の全ての政策が決まっている。

そういうのを帝国主義というのですが、それをソフトパワーとかスマートパワーなどという言葉で覆い隠しているだけなんですね。しかしながら、ナイ氏は、アメリカの粗暴さから見れば、まだ穏健な方と自分には見えます。もし、アメリカが本気で日本を支配しようとしたら、周りくどいやり方などせず、直接支配しようとしてもおかしくないわけです。それをしないだけ、若干マシです。こういう人とは、距離を取るというのが一番、賢明だと思います。とにかくTPPは避け、安保法制は体よく断り、近づかないほうが得です。そうしないと、要するに帝国支配の植民地になってしまうことでしょう。

既に米韓FTPで韓国はそうなってしまいました。あの国は、古来より中国に支配され、この間までは日本に支配され、今はアメリカに支配されと散々ですが、日本は幸運な事に島国で他国に植民地支配されたことが殆ど無い民族ですので、帝国支配と言ってもピンと来ないと思いますが、植民地になるのを避ける意味でも、安保法制、TPPは拒否しないといけません。ナイ氏の主張を聞いて、よく分かりました。どういう発想か、ワニははっきり見えれば怖くないです。不安が少し和らぎました。ワニは怖いことは変わりないですが、それがハッキリ見えていることが重要なのです。見えれば避け方が見えてきます。

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