SKY NOTE

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失敗と絶望、そして希望について

人は何度も失敗すると絶望する。しかし、問題は失敗の回数ではない。失敗の原因なのだ。病気でも、正しい治療法を用いなければ治らないように、失敗の回数は真の問題ではない、正しい方法が見つからないことが問題なのだ。そこで正しい道を選ぶにはどうしたらいいかというと、エジソンがこういったという。 

 トーマス・エジソンの名言・格言集
 http://iyashitour.com/archives/20390

  • 失敗したわけではない。
  • それを誤りだと言ってはいけない。
  • 勉強したのだと言いたまえ。

勉強とは、どういうことかというと、彼は成功するまで何回も実験を繰り返した。そして、その失敗の中から、正しい道を消去法で見つけ出したのだ。そのことについて彼が述べたことばが次の言葉だ。

  • 私は失敗したことがない。
  • ただ、1万通りの、
  • うまく行かない方法を
  • 見つけただけだ。

つまり、彼は無数の失敗を通じて、何が良い結果を導くのか、まるで彫刻を削るかのように探し当てたのだ。失敗の特徴を理解し、成功するには、どういうものがいいのか、様々な実験を繰り返した。電球を発明する時、フェラメントに様々なものを使ったが、なかなか成功しなかった。彼は、フィラメントが燃えないように電球の中を真空にもしてみたがそれでも、ダメだった。成功するには、1つの改良だけでなく様々な改良が必要で、そのために失敗という「うまくいかない方法」を知り、なにが成功するものなのか理解する必要があった。故に失敗そのものは失敗ではないのである。真の失敗は、失敗から何も学ばないことや、諦めてしまう事なのである。私がそのように思うのは、努力についての解釈において、エジソンと同じだったからだ。エジソンは、以下のように言った。

  • 1パーセントのインスピレーションがなければ、99パーセントの努力は無駄になる。

つまり、努力も1%のインスピレーションという正しい方法論でなければ成功しないという事だ。そのためには、正しい方法を見つけるための失敗が必要なのだ。そして、その失敗から正しい道を探す努力をする。その中から成功が見いだされる。大抵、成功するためには、無数の改良が必要である。大抵の人は、その努力が無駄だと思って諦めてしまう。しかし、その諦めこそが失敗で、努力したことから学び、改良することで成功するに至るのだ。成功するには、どういうことが必要か?

 1.失敗を繰り返す。
 2.失敗から学び正しい道をい見出す。(1%のインスピレーション)
 3.正しい道を突き詰めて成功する。(99%殿力)

大抵の人は1の段階で、何度も失敗している内に、その失敗の回数の多さを見て、これは運命だと絶望してしまう。しかし、問題は失敗の回数ではない、失敗の原因を理解し、それに対して正しい道を見つけるという2のインスピレーションのプロセスに移行する事こそが重要である。なぜなら、2のプロセスを超えると、あとは、それを完成させるだけということであり、ここから先は、頑張るだけでいいのだ。つまり、99%の努力だけでいい。エジソンの電球の発明は、燃え尽きない竹を発見した2のプロセスに至ったことにある。あとは、世界中の1200種類の竹から、最も電球のフィラメントに適したものを探せばいいだけだったのだ。

つまり、私達が意識しなければいけないことは、前にヤってダメだったとか、そういうことではない。前にやったことが「なぜ」ダメだったのか?と考えることである。そこから学ぶことが成功への道であり、そこから学ばず、ただ絶望することこそが失敗の正体なのである。

成功する人は、失敗を上手く行かなかった方法として学び、改良するから成功するのだ。だから失敗の回数は問題ではない、失敗の原因が何だったのか考えず、絶望することが失敗なのだ。

もし、失敗の原因が分かれば、それは希望になる。なぜなら、それを改良できれば、状況がクリアできると確信できるからだ。つまり、希望とは何かと言うと、エジソン風に言えば、1%のインスピレーションなのである。そして、それに99%の努力を足すと成功するというものなのである。

エジソンの成功パターン
 失敗→原因究明(思考)→改良(希望)→成功

日本人の失敗パターン
 失敗→失敗から何も学ばず諦める→失敗

  • 日本人は、失敗に対し、「なぜ?」と考えず「仕方がない」と運命だと受け入れる。だが、これは、自然などの絶対的な力に対する姿勢であり、人間の起こした程度のことに対しては、「なぜ」と考え、変えることを考えるべき。

失敗の回数を絶望するのではなく、そこから何故ダメだったのか考えよ。そこから1%のインスピレーションという希望が生まれる。そして、それは99%の努力を足すことで成功するのだ。