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SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Microsoftの新戦略について考える 特にホロレンズ 2015.1.24

最近パッとしなかったMicrosoftだが、どうやら復活してきたようだ。ナデラCEOになってから、1年もしない内に、こういう包括的な発表ができてしまう事は非常に優れているといえる。(ナデラCEOは昨年2月CEOに就任)

 反撃!「Windows10」は何がスゴイのか
 http://toyokeizai.net/articles/-/58674

優秀なCEOは、大抵、最初に人事を短期間の内に刷新し、その刷新した組織で、かなり早い段階で結果を出してくる。ナデラCEOには、そのような素養があると感じる。なかなか強敵だと思う。

では、具体的にどのようなものが出てきているのか、追ってみよう。Microsoftは2007年のiPhone登場以来、下り坂を降りていくばかりだったが、Windows10には、V字回復する素養がある。MacUserである自分がMicrosoftを褒めるというのも何なのだが、極めて合理的で正しい選択をしていると思う。

0.Windows7までのユーザーに一定期間に限りWindows10に無償アップグレード

  • 短期間の内に新しいOSに移行してもらうのには、非常に合理的だ。これによって、ユーザーが一気に増えて、対応ソフトも普及し、エコシステムが早期に確立できる。

1.Universal Apps

  • Universal AppsというWindows10ファミリの全てのデバイスで同じアプリを動作させる。つまり、PC,XBOX,PHONE,Tabletの全てで同じアプリが動く、これは、AppleiOSMacOSで段階的にアプリを共通化しようとしているが、Windows10では、それを一足早く実践するようだ。

2.Surface Hub

  • これは大型(84インチ)のタッチパネルディスプレイで電子会議をイノベートするものらしいが、これは、特に目新しいと感じない。というか大型のディスプレイを必要とする段階でコスト的に普及しないことが確定しているというか、もう少し工夫が必要なたぐいのアイディアと思える。これはスルー

3.Microsoft Hololens

  • これは凄い、半透明のディスプレイを持ったヘッドマウントディスプレイで、PCの画面を現実と合成して、表示できる。Microsoftは、Holographics APIによって、新しいジャンルのアプリケーション市場を開拓しようとしている。SFやアニメで予言されていた機能がついに実現される段階に来たというの感じ、
  • Microsoft HoloLens Demonstration Shows off Holographic
  • Microsoft HoloLens - Transform your world with holograms
  • こういうディスプレイは周辺の立体構造を極めて高精度かつ1/60秒単位で処理するだけでなく、影となって見えない部分を補正する必要も出てくるので、かなりハイスペックなGPUが必要になる。多分、Microsoftは、赤外線センサとソフトウェア技術で何とかするつもりあろう。さらにデモ映像を続けてみていくと、ディスプレイがどこにでも現れたり、水道管を修理する時に、どっちに回せばいいか矢印で表示するという画面が現れる。擬人化したAIのサポートスタッフが、商品の説明をするなんて時代も近いと感じる。
  • 速報:マイクロソフト、メガネ型ホログラムコンピュータHoloLens発表。
  • 視界に3D映像を重ねて表示
  • http://japanese.engadget.com/2015/01/21/hololens-3d/
  • 仮想物と外界の立体物が連携できるように、外界の立体構造を把握したCGを表示でき、それを手にとって操作できるとのこと。立体のタッチインターフェースといった感じ。登場は、Windows10のリリース中ということで、2015年末以降〜?には出てきそうな感じ、さらに3D音響ヘッドフォンも内蔵していて、仮想の物体のある場所から音が聞こえるという。
  • インターフェース:ユーザーの視線やゼスチャーを認識して操作できる
  • これを使って教育も革新できてしまうだろう。本ではなくて、本の中に入って、あらゆることが直感的に学べる。エンターティメントも革新できてしまう。不思議の国のアリスを体験できる。例えば、アリスが木のウロの中に入って落っこちるとか、瓶の中に入って水の中とか、様々なことが空間と一体となってできるのだ。ディズニーランドのアトラクションのようなことが、家の中に居ながらにしてできてしまう。離れている人とも、まるでそこにいるかのように会話したり、お店だって、リアルなものが出来て、まるで本物のお店で商品を見ているような感覚で買い物ができるだろう。新しい次元の空間を手に入れたような体験ができるはずだ。猫が飼えない人は、バーチャルキャットが出迎えてくれたり、あるいは、設計図の情報と、実際の施工された状況を見ながら、次にどのように施工すればいいか、3D画像で合成して教えてくれるとか、色々出来る。素晴らしい。このディスプレイが4Kでハイレゾ音声であれば、かなり凄いことになるだろう。あらゆることが空間上でシミュレートできる状態になるので、物理的なオフィスも店舗も、それほど必要でなくなる時代がすぐそこに来ているのかもしれない。こういう商品はGoogleAppleから出てくるものと思ったが、Microsoftが先に出てきた。kinectなどで蓄積があるとはいえ、あのMicrosoftが自社のリソースをきちんと有効に使えていることは特筆に値する。今まで人材はいても中途半端なものしか作れなかったのに完成品に近いものを作れている。または、そういうビジョンを持っていることが驚きだ。Appleもうかうかしていられないだろう。