SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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日本のアンバランスの元凶「真実の不足」

水換えをしたら金魚がエサを食べなくなり、死んでしまった。どうやら、水換えに使ったバケツをキレイに洗っていなかったことが問題だったようだ。あるいは、水道水をフィルタに通しただけで安全だと勘違いしたのが問題ったようだ。きちんと水質調整薬を入れるべきだった。

金魚の死を見て思ったことは、何事もバランスが必要だということ、ちょっと水質のバランスが崩れたけで、死んでしまう金魚のように、今の日本というのはバランスが悪いということだ。というのは、ネトウヨと言われている人たちは中国脅威論から、軍備拡張が重要だという。しかし、彼らに足りないのは、中国が日本を軍事的に攻めた所で全くメリットがないばかりかデメリットばかりだという相手の損得の視点、それと、現在の日本の財政状況で軍備拡張をしたら戦争をする前に政府そのものが財政破綻するという財政的な視点である。

また、アメリカの言うとおりにしていれば、日本は大丈夫だと思っている人たちは、韓国(米韓FTA)や北米(北米自由貿易協定)市民が自由貿易協定によって失業、低賃金、環境破壊に苦しんでいるという外国の状況を無視している。そして、そんなに深刻な事があるのならば、マスコミが報道するはずだと信じている。だが、現実は冷酷だ。これほど悲惨なことが起きているのに、マスコミは報道しない。事実、安倍政権集団的自衛権の容認に対し数万人もの国民が国会議事堂前に集まったのに、報道しない事から大体分かるではないか、マスコミは市民の側にいないということが。そのくせ外国の数百人程度のデモは報道する。そういう事実を比較すれば、マスコミに偏向あることぐらい、だれにでも分かる。むしろ小学生でも分かる明白な事実を無視している。

  • 集団的自衛権容認に抗議する数万人のデモを報道しないテレビ
  • 2014年6月30日、集団的自衛権に抗議する数万人を報道しないで北朝鮮のニュースを報道するNHK、民放各社、この大規模なデモを報道しないのが今のマスコミ、明らかに日本のマスコミは政権よりに偏向している。

その全てのアンバランスというのは、情報が足りないからだ。私が金魚を殺してしまったのは、水質という目に見えないものを把握していなかったこと、見えないものであるからこそ細心の注意を払うべきだったのに、それを怠ったことだった。

情報もある意味、水と同じで、透明で中がどうなっているのかわからない。

しかし、現在、マスコミが偏向しているのは、彼らが大規模な市民のデモを報道しない状況を見れば明らかであり、その状況から、マスコミを信じて安心してはいけない事がわかるはず、事実に基づいて健全に疑う姿勢が今、必要である。

もし、真実を理解すれば、問題が解決できる。今まで経済対策と言われていたことをいくらやっても効果がなかったのは、薬と言われてやったことが毒だったという事実を理解することだ。構造改革をすればするほど沈んでいく日本経済を見ればよく分かる。実は構造改革に伴って行われた非正規労働の拡大、法人税減税こそ、富裕層への利益誘導に他ならず、それが貯蓄になってデフレの原因となっている事をマスコミは一切報道しない。この偏向した報道こそが、日本のアンバランスの元凶なのだ。

 

情報が無いために、極端な発想になり、アンバランスになる。その全ての元凶は「真実の不足」にある。