Bluetooth 4.2が発表された。
Bluetooth 4.2が正式発表 ―さらなる省電力化、セキュリティ・通信速度も向上
http://ggsoku.com/2014/12/bluetooth-4-2-officially-revealed/
新しい規格はBluetooth 4.0であれば、ソフトの変更で対応できるという。
1.高速化
- 従来よりも2.5倍高速になったという。しかし、具体的な数値がわからない。参考にしたページでは、Bluetooth3.0+HSでは、最大24Mbpsであったが、理論値は54Mbpsであったので、今回のアップデートは、その理論値に近くなったという話のようだ。これだとハードウェアを更新せず、通信速度が向上する事にも一定の説明ができるような気がするが、しかし、元々、Bluetooth4.0とBluetooth3.0は、規格上、違うシロモノなので、それを混同していいのかと思うのだが、この点は自分の不確かな知識では定かではない。ただ、何を基準にしているかわからないが、とにかく2.5倍にはなったという。さらにパケットサイズの上限が約10倍に拡張されたことによって、通信によってパケットサイズを調整し、より高速で高効率なデータ転送を可能にし、低消費電力化も実現したという。ノイズのない近接ではパケットサイズを大きくして、高速化、ノイズが多ければ、パケットサイズを小さくして、転送損失を最小に抑えるので、基本的に近接時の転送速度の改善が行われたといえるだろう。
2.インタネットに直接接続、セキュリティも強化
- それ以外には、端末にプロキシ(ゲートウェイ)機能を持たせることで単体でインターネットに直接、接続でき、それに伴ってセキュリティも強化されたという。具体的には128bitという広大なアドレス空間を持つIPv6に対応し、その中の低消費電力規格6LoWPAN(IPv6 over Low power Wireless Personal Area Networks)に対応した。セキュリティは、権限を与えられたユーザーしか情報にアクセスできないようにして、権限を持たない外部からの情報追跡をシャットアウト、また、セキュリティレベルそのものもより高度な「業界標準クラス」まで高めることが可能
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- 6LoWPAN (IPv6 over Low-power Wireless Personal Area Networks)
- 6LoWPAN (IPv6 over Low-power Wireless Personal Area Networks) は、低消費電力な無線モジュールから構成されるネットワーク上でIPv6に基づく通信を実現するための標準プロトコルです。6LoWPANでは、電力資源や信頼性の限られたネットワーク上でIPv6パケットを効率的に伝送するための工夫として、パケットの圧縮や様々な最適化を仕様化しており、それにより省電力無線での効率的なIPv6通信を可能にします。
- 6LoWPANメッシュ
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- IoT
- 資料:http://tocos-wireless.com/jp/tech/Internet_of_Things.html
- モノのインターネット(Internet of Things : IoT)とは従来は主にパソコンやサーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットにそれ以外の様々な"モノ"を接続する技術です。ぐあ知的には、"モノ"に対し各種センサーを付けてその状態をインターネットを介しモニターしたり、インターネットを介し"モノ"をコントロールしたりすることにより安全で快適な生活を実現しようとしています。"モノ"をインターネットに接続して計測データ、センサーデータ、制御データの通信をすることでモノのインターネット(Internet of Things : IoT)が実現されます。
まとめ
- Bluetooth4.2は、低消費電力で、ネットに直接繋がるデバイスということで、様々なものに搭載され、モノがネットを通して自動制御できるようになる。つまり、これまで、個々の機能に独立していた家電製品もネットに繋がることで、連携ができるようになる。例えば、エアコン。加湿器、扇風機、空気清浄機など、空調機器も個々の機器のセンサーから、状況を把握して、最も心地よい環境を連携して創りだすというようなことが出来る。そう言う意味ではモノがチームワークが出来る時代になっていくのではないかと思う。
Bluetooth 4.2でほしい物
- こういった機能を聞いて思ったのは、ネットを使って電波時計のように正確な時刻を調整してくれる置き時計がほしいと思った。その時計はモバイルBluetoothスピーカーでもあり、SDカードに入れた音楽やスマホの音楽を目覚ましとかスケジュールに合わせて鳴らす機能があったりする。ついでに、スマホの充電もしてくれる。画面は、消費電力を抑えるために電子ペーパーが使われ、今日の予定や時刻、天気予報、温度/湿度などをネットに接続して読みだしてくれる。内部には、FirefoxOSやAndroidのようなOSが入っており、スマホと連動できる。ソフトウェアで画面を切り替えられるので、必要な情報を常に机の横で表示してくれるものがあると便利だ。また、Bluetoothのスピーカードライバには、サラウンド信号を読取る機能もついていて、それを使えば、サラウンドのリアスピーカーとしても使える。
- <自分がほしいと思った置き時計のスペック>
- 19800円位で欲しい。
- 仕事で使う時
- ・プレゼンに使うワイヤレススピーカー(ケータイをマイクに使う)
- ・モバイルバッテリー
- 生活で使う
- ・温度/湿度/天気予報
- ・時計(ネットを使った正確な時刻)
- ・目覚まし
- ・スケジュール
- 娯楽に使う
- ・サラウンドスピーカー(どこでもサラウンドが楽しめる)
- 危機の時使う
- ・ラジオ/懐中電灯
<金魚の餌やり/モニタカメラ/水温/PH計測機>
- ・水温計/PH計(水質がいつでも分かる)
- ・餌やり
- ・カメラ(金魚のコンデションがいつでも分かる)カメラは追加できる仕様