SKY NOTE

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カニが逃げて、飛行機遅れる

USエアウェイズ航空890便がニューヨークのラガーディア空港でカニが逃げたため30分遅れたという。

 CNN 旅客機でカニが多数逃走、離陸遅れる NY空港
 http://www.cnn.co.jp/travel/35054707.html
 

航空会社は空港で搭乗客に「カニが原因で出発が遅れる」と発表したという。乗客はツイッターに「箱1つに入っていた生きたカニが逃げたため離陸が遅れた」と書き込んでいたとの事。乗客らの怒りはそれほどでもなかったが、遅れる理由については首を傾げていたという。

この記事を読んで、なんだかホッとした。忙しない中で、ちょっとおかしな理由で遅れる飛行機、乗客たちも遅れる理由に首を傾げるようなコミカルさが気に入った。台風が近づく雨の中で、地球の反対側のホッとするニュースを聞くと、心が一息つける感じがして良かった。

思えば、最近、安心できるニュースが殆ど無いなと思う。そんな中、ほっとするニュースは一種の心の清涼剤、いい感じだと思う。

テレビに流れる難題も正しい方向性で対処すれば、何とかなることは分かっているので、ほっとするニュースがあるといえばある。しかし、危機を煽って、その対処のために..と繰り出される。残業代ゼロ、賃金カット、消費税増税などは、実際は、搾取に都合のいい理屈であり、本当は大した問題ではない。それを針小棒大に騒ぎ立てて危機感を煽って、それを利用して搾取政策を民衆に認めさせるという手口が、ここ20年間の日本政府の手口なので、そういうものにだまされないようにすることが大切。

  • 搾取のワイン(搾取構造)

カニが逃げて飛行機が遅れたというニュースを見て思ったのは、しょーもないことで飛行機が遅れる。そういうのと同じ理屈で、金持ちの利権という非常にしょーもない理屈で、庶民が賃下げされた僅かな給金の上に更に増税されたり、過労死させられたりしている現実が、なんだか、飛行機から逃げるカニと自分たち庶民の必死さが、妙にコラボしている感じがして奇妙だった。

パロディというのは悲劇を通り越すとなるというけれども、カニにとっては悲劇なのだけど、それを通り越すとパロディになってしまう。カニも庶民も同じで、逃げても会社という箱のなかに入れられて、グローバル経済という飛行機の中に積み込まれ、世界を飛び回る...

僕的には、カニには、自分の国のきれいな川で幸せに生きて欲しいのだ。そのために必要な経済理論や自給モデルなども既に考えてあるので、そういう事を伝えて、みんなにホッとして欲しい。問題は解決できる。解決策通りに私たちが選択すれば...大事なのは生き残ること、お金を儲けるために過労死しては意味が無い。その生き残るすべは、既に考えてある。後は、それをみんなに伝えるだけなのだ。