SKY NOTE

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PowerShot G7Xはいい。

Canonのコンパクトデジカメ、PowerShot G7xのサンプルを見たが、デジカメっぽい画質劣化が抑えられ、自然だと思える画質を実現している。

 PowerShot G7X サンプルページ
 http://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/g7x/image-sample.html

 kakaku.comのサンプル
 http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000693652/#tab

コンパクトでありながら1型センサを搭載し、画素数は2020万画素もある。画素数が多いので感度が心配になるが、1型センサは1/1.7の面積の3倍はあるため、1/1.7型1280万画素のセンサーの画素サイズの約2倍の受光面積を持っている。これによって、PowerShot G7xは、望遠側のF値PowerShot S120のF5.6に比べてF2.8と、非常に明るいレンズとなっている。大体、F値が3を超えると、暗いところが潰れてくるが、F3以下だと、結構、暗くても見れる映像が撮れる。このデジカメは、1型センサと大口径レンズの採用で望遠側でもそれを達成しているのが素晴らしい。

操作性もいいと思う。ダイヤル操作による調整は便利だ。というのもボタン操作をするとき、デジカメのボタンを押す握り方だとカメラが被写体からブレてしまう。しかし、レンズダイヤル操作は、回転操作なのでボタンのようなクリック操作によるブレを抑えられ、その分、被写体に集中して写真が取れる。しかも、デジカメによっては、動画撮影時に光源が変化した時、感度調整ができなくて困ることがあるが、G7Xは、リアルタイムでダイヤル調整出来るのがいい。

 PowerShot G7 X 多彩な動画表現が可能なマニュアル動画
 

また、ローアングルで迫力のある写真を撮る時、チルトスクリーンは便利だ。小さな子供やペット、花など、低いところにあるものを撮るのに便利。自分撮りが出来る180度回転は、180度回転し切ると、画面が上下反転し、動画を撮る時、自分の顔を入れながらナレーションをしてもいい。チルトスクリーンは撮り方のバラエティが広がる。写真を楽しみたい人には便利な機能だ。最近のデジカメは動画がフルHD(PowerShotG7xは動画の連続記録時間30分程)で撮れるので赤ん坊やペットを同じ目線で撮るのに、この機能は重宝するはずだ。そう言う意味では、子供のいる家庭に向いているかもしれない。子供の成長をキレイに残したいという人には、このカメラはいいかもしれない。

 PowerShot G7X Features video
 
 英語だが、3分56秒の動画に、PowerShotG7Xの機能がよく説明されている。

通常、1型センサの画質を得ようとすると、大抵はゴツくてデカイカメラを持ち歩くことになるが、その必要がないところがいい。携帯性から言えばiPhone6もいいのだが、撮り易さではチルトスクリーンのあるPowerShot G7Xに軍配を上げる。このカメラのいいところは、1型センサの画質とダイヤル操作の操作性、チルトスクリーンによるローアングルの撮りやすさという感じ。意外とローアングルって重要、そういう意味ではキャノンの開発陣は、iPhoneをライバルとして見ていたと思う。1型センサで画質で凌駕し、ダイヤル操作でタッチパネルの操作性を凌駕し、チルトスクリーンで撮りやすさで凌駕する。全てにおいて凌駕し、俺はカメラだと主張しているカメラだと思う。ただ、iPhoneは軽くて高速なプロセッサがあるので、ソフトウェアによる強力な手ぶれ補正とか、高解像度なディスプレイがあるので侮れない。PowerShot G7Xのディスプレイは720×480 アスペクト比3:2

PowerShot G7Xは、二次元の写真や動画を撮るカメラとして完成形だと思う。サンプルを見た感じ、画質について、自分が思うにデジカメの補正処理による不自然な所がなく、自然な写真として見れる画質でコンパクトというのが大きい。カメラというのは持ち歩いてこそなんぼなので、その点ではiPhoneには負けるのだけど、特別な日、赤ちゃんが歩けるようになった時の動画撮影とか、子供の入学式を撮る時など、ココぞという時、最高の画質で撮りたいという場合、このカメラは威力を発揮すると思う。思い出を最高の画質で残したいという人は、このデジカメはいいと思う。iPhone6もそこそこ撮れていい。画質が重要でデジタルズームの画質劣化は嫌とか、ローアングルをよく撮る人は、PowerShotG7Xは、いいと思う。できればチルト角度が下にも傾けるようにしてもらい、人混みの中で潜望鏡モードで撮影でき、ハイビジョンモードで最大30分程度ではなく、60分程度連続撮影でき、外部バッテリーで長時間動画撮影が出来て、スマホをリモコン代わりにしてシャッターが切れたら、もっといいと思う。

  • Wi_Fi Connectivity - remote shooting
  • スマートフォンを使ってG7XがWiFiで操作できる様子が1分58秒で説明されいている。

PowerShot G7Xをみて、2Dのカメラは、ほぼ完成したと思う。コンパクトで高画質、次は奥行きセンサを加えて3Dデジカメに向かうべき時期に来たと感じた。2Dでこれ以上の性能アップは、動画が4K(H.265)になり、音声が24bit/96KHzで録音できるかどうかという位。静止画では、もうこれでいいと思う。サイズから見て、ほんとうに小さいと感じる。厚さ4cmというのも、レンズ部だけで他は3cm程度だろうから、結構持ち歩きやすいカメラだと思う。だがポケットには、ギリギリ入るかどうかという厚みなので、ウェストポーチやバッグに入れて運ぶことになるだろう。スナップにはiPhone、これはと思うものには、PowerShotG7Xが理想だろう。発売は10月3日だが、まだまだ安くなるだろうから、1年後位に3万円台になったらお買い得という感じ、同様の1型センサを持つRX100が3万3千円台で買えるのだから、そのランクの値段になるんだろうなと思う。