SKY NOTE

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2014全米オープンテニス決勝を見た。

錦織圭全米オープンテニスの決勝に進出したのを受けて、世界で一番を争うということでネットで見ることにした。試合は、対戦相手のチリッチが厳しいところに強烈に撃ってくるので、錦織は、それに追いつけなかったり、ミスをしたりしてポイントを奪われていく姿を見るたびに、PCの前で「チリッチめー」と思いながら、ピーナッツをポリポリ食いながら麦茶飲んでた。

見てみると錦織のボールを確実にチリッチが読んでいるし、その上で長身と長い腕を活かした強烈なボールを際どいところに撃ってくるため、錦織は追いつけないのだ。だから、画面を見ていると途中でボールが見えなくなって、「えっあれがポイント」という感じでチリッチに点が入ってしまう。

要するにボールを読まれた段階でかなり苦しい試合、その上、体格を見ればチリッチは身長198cmと2m近くの体格を持ち、それに対する錦織は178cm、比べると大人と子供くらいの身長差があり、体格面で不利、強烈な打球は、そういう大きな体格を最大限活かしたもの、それでハイスピードにポイントを取られてしまう。

対戦成績を見ると
チリッチ 6-3 錦織
     6-3
     6-3
という形でストレート負け、力負けという感が否めない。チリッチの場合、力だけでなくスピードもテクニックもあり、単あるパワープレイに終わらず、ボールに緩急がついているというのがコメンテータの意見だが、自分には、何が速いんだか遅いんだかよく分からない内にチリッチにポイントが入ってしまうため、一方的にヤラれている感が否めなかった。

終始、チリッチのペースで試合が動き、そこにたまたま、錦織の巧いプレーがちょこちょことサンドイッチするような試合だった。彼の表情を見ても、悔しそう顔をしていた。そこをとにかく頑張ってプレーするみたいな感じのように見えた。

錦織の球を見ていて思うのは、読みやすいパターンという感があるが、それは恐らくのところ、チリッチの強烈な打球を打ち返すだけでも大変で、コントロールを制御している余裕が無いのだろうと思う。だが、それが悪循環を生んでしまい、最後まで、その悪循環をひっくり返すことは出来なかった。今後の錦織には、ピンチの時に場をひっくり返す流れを作れるプレーヤーになってほしいというのが今回のプレーを見た自分の感想。それが難しいから負けるんだけどね。

身長や体格は変えられない以上、テクニックで攻める以外になく、そのテクニックが足りなかった。それを可能にする体力も集中力ももっと欲しいと感じた試合だった。