SKY NOTE

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Oculus Riftの仮想空間の中にLeap motionで「手」を再現 

ヘッドマウントディスプレイのOculus Riftで手が再現できるようになった。Leap motionというセンサーをOculus Riftに取り付ける。

Leap motionの手を認識するソフトを入れると、仮想空間の中に自分の手が再現される。百聞は一見にしかずなので、まず見てみて欲しい。

手の指の一つ一つがかなり忠実に再現されていることが分かる。Leap motionでは、ヘッドマウントディスプレイ向けとして、広視野角でカラーのタイプ、コードネーム「Dragonfly」を開発中という。

手の動きが再現できるようになったら、次は足をどうやって再現するかだが、それについて考えたのは、歩くときの手を振るアクションをスマートバンドで感知して認識し、それで歩く、バックする時は、歩いてる最中に手の肘を強く曲げて振るとバック、方向は手を振っている最中のクビの動きで決定、問題は屈むなど姿勢の変化だが、これについては、他のアクションとの区別が難しく、どうすればいいかわからない。だが、Oculus RiftLeap motionとセンサーバンドで、歩いたり、手を動かすことが出来る。あるいは、片手で操作できるスマートコントローラー(画面上のバーチャルコントローラでも良い)で足の動きや姿勢を再現してもいいかもしれない。

このように仮想空間で、様々な人間の自然な動作を再現できるようになると、世界が変わると思う。さしあたっては解像度が4Kになることが望まれるが、まだまだという感がある。また、リアルな3Dワールドを実現するためには、大量の3D処理を実現する低コストなサーバが必要だ。これについては、ARMの64bitサーバチップが貢献するだろう。Second Lifeで思ったのは、サーバが非力でレスポンスが悪いこと、人間の自然な動作をキーボードでやることには無理があることだった。そして、専用ソフトが必要という障壁、これらの要素をすべてクリアするためには、クライアントは、ブラウザのWebGLベースで、サーバはARMの低コストサーバ、そして、Oculus Rift+Leap motion(Dragonfly+Smart Band)という感じである。ARMの低コストサーバは、2016年以降のTSVを採用した積層メモリを使ったサーバチップ、または、チップそのものを積層化してコンパクトにしたものが望まれる。

積層チップで少ないスペースで低消費電力で運用できるサーバがあれば、インフラとしては十分なものとなり、あとは、そのインフラを維持するビジネスモデルさえあればいいということになる。

現在Googleが、ストリートビューでリアルワールドの道路映像を入れているが、これと最近規制緩和された高解像度衛星画像(最新の衛星:12インチ/30センチの物体を認識できる)を組み合わせて、現実空間のコピーを作って、そこを歩き回れるのは面白いかもしれない。もっというと、同じ場所の情報を利用して、お店に入るとお店のカメラの3D映像(RealSenseカメラ)に切り替わって、そこの商品をバーチャルな手でとって購入するなんてことも、面白いかもしれない。そうなれば、仲介手数料が入ってビジネスになるかもしれない。この形だと店員さんと商品の説明を聞きながら、買うということも可能だろう。実店舗がなくても、商品の3Dデータとメーカーとの流通インフラがあれば、3D映像の商品を手にとって、店員さんに商品の特徴を説明してもらい、購入したら、メーカーに発注して直接、お客さんに配送という感じの商売も出来るだろう。

ただ、Oculus Rift型のバーチャルワールドの欠点は、目が隠れてしまうため、本人の表情が適格に再現されないということ、そういう意味ではReal Sense+ワイドモニタのほうが、より自然なインターフェースになるのかもしれない。RealSenseであれば、ひとつのセンサで手の動き、クビの動き、表情などが読み取れるから、ただ没入感はOculus Riftが圧倒するだろう。仮想の世界で様々なことが可能になれば、人々は家の中で様々な仕事が出来るようになり、企業はオフィスビルや交通費の経費が減らせて、都市の需要は減り、不動産価格が下がるという事態になれば、その分だけ、企業は給与を上げることが出来、同時に住居コストも下がり、可処分所得が上がって消費が増えるということになるのかもしれない。そう言う意味でOculus RiftやRealSenseなどの3D技術には、注目している。