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デング熱について 2014.8.29

8月28日、27日に10代の女性が感染したのに続き、埼玉で新たに20代の学生の男女が2人、デング熱に感染したようだ。これで感染者は3人となる。いずれも感染した場所は渋谷区の代々木公園らしく、8月28日夜、代々木公園では、デング熱を媒介する蚊を駆除したという。(代々木公園の立入禁止は29日の午前中に解除)

 NHK デング熱感染防止へ 公園内の蚊を駆除
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140829/k10014173541000.html

3人は海外への渡航歴はなく同じ学校の生徒で、代々木公園でダンスの練習をしていた際、蚊に刺されて感染した疑いがあるとのこと。

デング熱は人から人への感染はなく、基本的に血液感染のみであるので、デング熱ウィルスに感染した蚊に刺されるとか、性交や注射針の共有、輸血など、感染した血液が混ざるような状況にならないと感染しない。ほとんどの場合、1週間程度で回復するとのこと、しかし、症状が重くなるとまれに死亡することもあるという。

蚊に刺されて発熱したという方は、医療機関を受診するよう呼びかけるとともに、専用の相談電話を設けるなどして対応に当たることにしています。電話番号は03−5320−4179で、9月5日まで平日午前9時から午後7時まで受け付けているという。

デング熱【引用:Wikipedia:デング熱

  • デング熱には、予防ワクチンはない。よって、対処療法しかなく、軽度または中等度であれば、経口もしくは点滴による水分補給、重度の場合は、点滴静脈注射や輸血といった治療が用いられる。稀ではあるが、生命を脅かすデング出血熱に発展し、出血、血小板の減少、または血漿(けっしょう)漏出を引き起こしたり、デングショック症候群に発展して出血性ショックを引き起こすこともある。蚊の多い東南アジアなど暖かい気候のところでは、非常にメジャーな感染症で、110ヶ国以上で毎年およそ5,000万人から1億人が感染する風土病という。

症状(通常、以下のような症状が2日から7日続く)

  • 突然の発熱(40℃以上がよくある)
  • 頭痛(一般的に目の奥の痛み)
  • 筋肉や関節の痛み(全身の痛み)
  • 発疹(この段階で発疹の症状が現れるのは、50〜80%)
  • 重症に発展する人もいる。重症に至る場合、それは高熱から回復した後であり、通常1日から2日続く
  • 子供の場合、風邪や胃腸炎(嘔吐や下痢)とよく似た症状がたびたび現れ、症状は一般的に大人よりも軽いが、その一方で重度の合併症に陥りやすい。
  • 潜伏期間:3〜14日(ほとんどの場合は4〜7日)


デング熱を広める蚊は、ヤブ蚊のヒトスジシマカ
 資料:http://www.e-c-c.co.jp/gaichu/ka/hitosujisima.html
ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)
 体長  :4.5mm
 種類  :ヤブカ類
 刺す時間:朝から夕方まで吸血する(主に昼間に刺す)
 刺す対象:人間、犬など

  • 発生源の近くに静止していて近づくと激しく吸血します。特に朝夕の時間帯に活発に吸血しますが、夜間でも灯火の下など明るい場所でも吸血します。

 生息域 :南西諸島、小笠原諸島〜東北(南部)
      (地球温暖化により生息域北上中)
 時期  :5月中旬〜10月下旬に活動する。
 活動範囲:50〜100メートル
 寿命  :30〜40日

  • 生息場所【引用:Wikipedia:ヒトスジシマカ
  • 生息地は藪・墓地・公園・人家など。植木鉢の受け皿に溜まった水のような小さな水溜り
  • ヒトスジシマカの生息域は、50〜100メートルと非常に狭いことから、感染が広がるのは主に人間の移動によるところが大きい。故に代々木公園周辺で蚊に刺されて、熱が出たという人は、医療機関で受診したり、専用の電話に電話(03−5320−4179/9月5日まで平日AM9:00~PM7:00)してみるといいだろう。
  • ヒトスジシマカは、ベランダの鉢植えの皿など、水のたまったところに幼虫が生育しやすいので、フタをするか水を抜くなどして対応する。外出時には長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避け、蚊よけスプレーをし、なるべく、ヤブカが出てくるような場所には近寄らないことが感染予防となる。また、吸血は昼間だけとあるが、明るい場所であれば吸血するとのことなので、夜でも照明のあるところでは注意が必要である。
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