今日は、朝から頭が痛く、まだ風邪が治りきっていないと首筋から頭に向かってくる頭痛に耐えていた。スーパーに行くと北海道の大根が100円で売っていたので買ってきて、大根おろしをつくって食べた。この大根が超辛く、ワサビみたいに辛いと言いながらも、全部食った。すると、頭の痛みが取れていたので、調べてみる。
大根の辛味成分は「アリルイソチオシアネート」というもので、辛子やワサビなどと同じ辛味成分だという。どうりでワサビみたいに辛いわけだと納得。適量の摂取は、抗癌作用、抗菌作用などの効果を示すが、大量に摂取すると有害で、1996年には兵庫県で牛が中毒を起こしたという。
大根の辛味成分は、アリルイソチオシアネートとしては存在しておらず、すりおろした時に細胞が壊れ、ミロシナーゼという酵素と結合して初めて生成される。(結合する前はグルコシノレートという物質として存在する)大根の辛味成分は、その根の先端部分ほど含有量が多く、葉に近い部分の10倍にもなる。また若い大根に多く、成長するに従って減少する。そのため辛い大根おろしには夏大根がより適しているという。
辛味成分の効能
口内炎や虫歯、歯肉炎
蜂蜜を加えて飲むと咳や喉の痛み、声枯れ、二日酔いによいという。
どうやら、この辛味成分の抗菌作用によって、菌にやられて頭が痛くなっていた(炎症を起こしていた)部分が治ったのかもしれない。同じ成分のワサビの健康効果をみると以下の様になっている。
ワサビ:http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/wasabi/
ワサビの健康効果
◎抗菌効果
◎食欲増進効果
◎血栓症を予防する効果
◎ガンを予防および抑制する効果
大根おろしで血液サラサラ。
アリルイソチオシアネートを取り出すための大根のおろし方はKAGOMEのページにあった。
KAGOME:だいこん
http://www.kagome.co.jp/tomato/yasaitaizen/Japanese-radish/nutrition.html
繊維を断ち切るようにおろすと、辛味成分が効率よく取り出せるとのこと。その分辛いわけだが、効能が高い。