SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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戦争を見るということ「映像は痛くない」

今日は頭が痛かったので体温を測ったら、37度1分と微熱、というわけで、今日は頭がヘロヘロなので、文章がオカシイかもしれません。

最近、戦争について考えると、ディスプレイで酷い映像を見るけど、そこから感じられる恐怖って実際の恐怖に比べると微々たるものなんだな。でも、ハイビジョンのリアルな映像を見ると、分かった気になってしまう。

例えば、死について、自分の死に近い体験は川で溺れた時、あの時は死ぬかと思った。いきなり足が滑って、川の深みにハマり、自分の体が木の葉のように流されていく、あの時は胃の中に鉛が入ったようになり、ズドンという感じですね。その様子をハイビジョンの映像で見ても、恐らく私の感じた恐怖は伝わらない。客観視出来る状態というのは、それほど怖くない。恐怖というのは、主観360度という感じですね。頭に取り付けるGoProというカメラで見ている感じですね。それと、自分の行動が映像に反映されて、その上で、自分の意志が反映されているけど、それが良い方向に向かわず、悪化していく様子を、体温や空気(息が苦しい)、痛みなど、フィードバックが返って来る状態、言ってみれば、病室にいる患者と医者の関係のようなもので、患者は痛みを感じるけど、医者は感じないですよね。戦争を見るってそういうことなんですよ。

つまりですね。映像じゃほとんど分からないんですね。それで分かったと思っちゃいけないんです。映像は見た目はリアルですけど、痛みを感じないとですね、それが、どれだけ酷いものか分からないんです。映像は痛くないでしょ。だからダメなんです。そういう痛みがわかって、初めて戦争というのが分かると思うんです。

私は古い世代から、何度も何度も戦争の話を聞いたけど、それだけじゃ戦争の実態はわからない。だけど、1日、殆ど飯を食べずに働くとか、さっき言った死ぬ思いをする事とか、そういう体験と古い世代の言葉を組み合わせると、それがどれほどマズイのか分かる。例えば、飯を何日も食えずに草を食ったという話だと、自分は1日飯を食わなかっただけで苦しいのに、それを何日も耐えるとか、考えられねーという事になるわけです。死の恐怖も、胃の重くなる状況を思い返して、それが国全体で大々的にやるのが戦争って考えると「ありえね〜」と思うわけです。つまり、比較できる体験がないと理解するのが難しい。

でも、川で溺れるのはヤバイな、あれは正直、勘弁なってかんじです。怖い、ヤバイ、辛い、キツイ、痛い、体験してねーとダメです。映像だけじゃダメです。見てわかったつもりじゃダメです。わからないです。自分のおすすめは断食、それだけやれば、食料自給率の問題に真剣になると思いますし、また、国の主権というものの重要性も分かる。物事を軽く考えなくなると思う。それだけで、原発放射能ヤベーなと考えるし、戦争ヤベーなと思えるし、TPPヤベーなと思える。まず、TPPや戦争を知りたければ、断食してみろって話です。そうすれば、何がどういうことなのか、リアルに分かる。少なくともその片鱗が分かるのです。そういう体験を通して見ることが、リアルに見るということなんです。
 
イスラエル軍が公開したガザ地区空爆映像 Israeli army

これ見ても、痛くないから、その酷さが分からんのです。創造力がないって話って、ある意味、比較対象となる体験が乏しいってことでもあるんです。

ロケット弾が住居ビルに命中した瞬間、ガザ Video shows Israel rocket attack moment of impact in Gaza

建物の中にいた人…死んでますね