SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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台湾と日本の違い、日本が変わるために必要なこと

台湾の学生たちを見て、台湾が変われるのだから、日本も変われると考える。問題は、台湾と日本とで何が違うのかという事だ。その違いを認識し、それを是正することができれば変われる。自分なりに考えてみると、20代の頃、台湾の留学生と話したことを思いだした。そこで、若いころの私とその留学生の違いについて論じることで、台湾と日本の意識の違いについて語ってみようと思う。

わたしは、その台湾の人と話す前に、日本の政治家を罵倒し「日本の政治家は皆ダメだ」と非難し、台湾の人に向かって「あなた方の方が優れているのでいずれ時代はあなた方の方へ向かうだろう。私たちは没落する」と言った。

これに台湾の留学生の方は反対した。何が問題なのかというと、政治家でも、いい政治家と悪い政治家はいる。全部が悪いわけではない。なぜ、それらを分けて考えないのか、具体的に考えたのか?という事だった。

1.状況を具体的に考えず、マスコミの言っていることを鵜呑みにしている。

  • まず、何がいいか悪いか、具体的に考えていない。マスコミの言っている事を鵜呑みにし、彼らの言っていることを、単にコピーしているだけというのがまず、一点。つまり、曖昧に物事を捉えて、物事の善悪を区別せず、他人の言っていることを鵜呑みにしていた。


2.行動しないのに文句ばかり一丁前

  • そうやって政治に文句を言っている私に台湾の留学生は、「この前の選挙に行ったのか?」と質問した。そこで行っていないというと、「自ら主張もしていないのに、なぜ、変わらないというのか、変えるために選挙に行くべきではないのか?」と質問された。私はぐうの音も出せず、「あなたの言っていることは正しい、だが、どうして日本がダメなのかわからないんだ」「教えて欲しい」と声を震わせながら言った。「それは、貴方自身が考えるべきことだ」と言われた。つまり、それは、あなたの国のことは、あなた自身が、考えるべきで、外国の人間が何が間違っていて、何が正しいのか言うことは出来ないという意味なのだと、今は思う。

私は、この問答をした後、その後の選挙には全部行っている。私と彼との違いはなにか、まず、物事を具体的に考え、何がいいか悪いか、きちんと考える姿勢、そして、マスコミの言う事を鵜呑みにしないこと、その上で、そうやって判断したことを、きちんと行動によって示すことだった。

彼と私の違いは、おそらく今の日本と台湾の違いである。

 参考資料:台湾の写真
 http://togetter.com/li/646932

1.物事を具体的に捉え、何がいいか悪いか判断すること

  • 「人民を塵芥のようにしか見てない 『五大悪人』」

2.他人(マスコミ)の言う事を鵜呑みにせず、自分で考えること

  • 台湾のテレビ局(TVBS)の車に貼られた無数の抗議の付箋

3.考えたことを行動によって示すこと

  • 国のために立ち上がった台湾の学生らを守るように集まる人々

この3つである。日本人の私は何を間違っていのたかというと
1.物事を曖昧に捉え、何がいいのか悪いのか大雑把に考えすぎていた。
 →非難している割に、いい加減に考えているという矛盾
2.マスコミの言う事を鵜呑みにし、それを単にコピーしているだけだった。
 →マスコミをコピーしているだけなのに、それを自分の意見としている矛盾
3.そして、どうせダメだと失望し、選挙などの行動は全くしなかった。
 →文句を言っているのに行動はなしという矛盾
  言っていることとやっていることが違うという矛盾

だが、私は、台湾の留学生と、たった一回話しただけで、その問題点に気づき修正できた。つまり、それは、大したことではないのである。気づけば、すぐに是正できる簡単な事なのである。では、なぜ、それに気づけたのかというと、彼が常に私に質問をしていたことだ。つまり「こうだ」と相手に結論を押し付けるのではなく、相手の矛盾点を「質問」して、それに対して、どうあるべきかという答えに導いた。

私は自分が矛盾したことを言っていることを恥じた。そして、その矛盾を是正しなければいけないと考えることによって、私は「変わった」のである。つまり、今必要なのは、多くの日本人が、自分たちのしていることの矛盾に気づくことなのである。そして、それができれば、日本は、台湾のように変われる国になっているだろう。