SKY NOTE

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TPPの怖さは、アメリカの怖さ

今、日本がアメリカによって危険な状態になっていると言っても、多くの人々は「同盟国のアメリカがそんな事するはずない、大丈夫だろう」と思っている人も少なからずいると思う。だが、それは、自分がアメリカの株式市場を見てきたこととは違う。それは、どんなものかというと、まず、アメリカでは株主が王様です。

その株主を中心に全てが回るのがアメリカ経済です。例えば、ある企業がリストラをすると、賞賛され、株価が上がります。リストラの規模が十分でなかったとすると逆に株価が下がることもあります。全ては、株主の利益のためなのです。首切りでも何でも、株主の利益になることであれば、かなりの悪徳が許されてしまう。そればかりか賞賛される社会、それがアメリカ経済です。

TPPの話を聞いた時、私が懸念したのは、自分が知っているアメリカの株主至上主義が日本に入ってきて、それが国家を超えるほどのパワーを持つこと、それは、既にアメリカを実質支配している株主至上主義を見れば、十分すぎる程、よく分かることなのです。株主が国家を超えるはずないと思うのは、アメリカを知らない人です。アメリカという国は、もう既に株主至上主義に蝕まれています。

国民は貧困に喘ぎ、医療の値段が非常に高額で、医療破産する人が沢山います。保険、製薬メーカー、医療機器メーカーが結託して共和党を動かし、薬の値段が非常に高く、医療費も異常に高い、アメリカは他国に人権を守れと言っていますけど、自国の庶民が払える額ではない極端に高額な医療制度こそ、人権侵害そのものです。人のことを言う前に自分がやるべきなのが、あの国の実態です。
 

アメリカ人が払っている医療費は、日本人の3倍近く(2.8倍)高い医療費を払っているのにもかかわらず、平均寿命は4年短い、それがアメリカ医療の実態

しかし、そう言う人権侵害を是正することすら、今のオバマ政権は出来ないのです。アメリカの最高権力であるアメリカ大統領が、そういうグローバル企業連合に勝てない。その結果、アメリカ人は、他の国では十分治せる病気でも、医療費が払えず死んでいく人達が多いのです。言ってみれば、アメリカの保険会社や製薬メーカーがやっていることは、人殺しなんです。人殺しをして儲けている。そして、その利益を株主に還元し、評価を得ている国、それがアメリカという国です。

私はTPPによって、そういうアメリカ型の医療が入ってくることに、非常に懸念しています。アメリカのように人権侵害をしてでも金を儲ける。そういう経済が日本に入ってくることを非常に懸念しています。