SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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SONY PC部門を自社から切り離す

SONYVAIOを自社から切り離した。これは、IBMがPC部門Lenovoに売却したことを思い出す。SONYのこの決定は、コスト競争に勝てなかったと印象付ける。つまり、SONYはコスト競争に負けたのだ。

私は最後の最後まで、SONYSONYらしいPCを作れなかったと感じる。そもそもWindowsを作る段階でSONYらしくないのだが、それでも、SONYらしい革新的なPCが出来たかというと、薄いか、軽いか程度のものしか作れなかったと感じる。それを使うと新しい世界が広がるようなものはとうとう作れなかったと感じる。AIBOがあれば、AIBOを制御するソフトが入ったVAIOみたいなものも出来たかもしれないけど、それも売っぱらっちゃったし、SONYは、もう新しいもの作れないんじゃないかと感じる。

そもそもSONYのブランドイメージからは、コスト競争を意識するべきではなかった。少量でも付加価値があって利益の出るスモールビジネスモデルを展開するべきだったと思う。その上でモデル数を絞込み徹底的に合理化して、高すぎない高付加価値品を作るべきだった。だが、SONYはコストにこだわりすぎてしまい、利益の出ないビジネスモデルを採用してしまった。

今後のSONYだが、PC部門がなくなった事で今後はモバイルOSに主軸を移すのだと思う。ある意味、SONY自体、Windowsを見放しているのかもしれない。あるいは、Firefox OSに戦略を移行させる可能性もある。独自路線を展開するためには、Googleの影響の強いAndroidよりもFirefox OSの方がやりやすいし、ソフトがウェブ標準なので、そこで作ったソフトを他のプラットフォームに水平展開しやすい。少ないプログラマーを効率的に使うためには、SONYにとってFirefox OSに主軸を移すことが効率的に思える。

そう考えると、PS4にFirefox OSが乗るのも間近かもしれない。今回の決定は、そのように思えた。