SKY NOTE

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猪瀬が辞めさせられた理由を考察する アメリカのTPP批准は絶望的

猪瀬がやめさせられた。なぜ、辞めさせられたと思うのか?それは、徳洲会グループの裏金というのは、他の自民党議員も受け取っていたのに猪瀬だけが切られた。つまり、この国の真の支配層にとって何らかの理由で猪瀬だけを切り捨てる必要があったと見る。(真の支配層とは、もちろん安倍晋三の事ではない)

しかし、猪瀬はもともとコマとして使うのには便利な従順なキャラであり、これを突然切り捨てたのは不思議だった。連中は、猪瀬を去年の12月16日に当選させたばかりであり、道具としても言うことを聞く猪瀬を切り捨てなければいけない理由はないハズ、しかし、この1年の間に、彼らに何らかの不測の事態が生じたと見るのが妥当だ。

その不測の事態とは、恐らくTPPだと考えられるのだ。アメリカでは、外交交渉権は議会にあり、オバマにはない、この交渉権をTPAという。つまり、TPAを通すことなしにオバマはTPPを批准することは出来ない。しかし、どうやらアメリカ議会でTPPの批准がほぼ絶望的になったようなのだ。

 山田正彦元農水大臣:米国議員のTPP反対書簡 2013.12.3
 http://www.yamabiko2000.com/modules/wordpress/index.php?p=395

山田正彦氏のブログによれば、2013年9月にTPPの交渉内容がアメリカ議会に公開され、その結果、民主党下院議員205名の内、166名が反対に回ったとの事。アメリカ下院は議席数が435名、TPPに関しては共和党は反対しているので、TPPの批准で重要なのは、民主党の議員がどれだけ反対するかということなのだが、なんと民主党の8割の議員(166名/205名)が交渉内容が公開された途端、反対に回った。

これにより、アメリカのTPPの批准はほぼ絶望的になりました。つまり、TPPは事実上潰れました。しかし、どうやら、国家戦略特区という地方ごとに規制緩和をして搾取するTPPの地方版とも言えるものを導入するようなのです。そして、その地方とは、東京を始めとする日本の大都市圏なのです。既に国家戦略特区法は2013年12月7日に参議院で可決しています。

ここで猪瀬の話につながってきます。国家戦略特区を推進する旗振り役に、猪瀬のような小説家あがりの奴では、日本の真の支配層には「使えない」と判断されたのだと思います。つまり、猪瀬は従順ではあったが、無能だったので切られたと考えられるのです。よって、次の都知事候補は恐らく、頭が切れる人間が選ばれる。そうなると舛添が来ると考えられます。つまり、桝添を新自由主義の尖兵として使ってくる。そして、現在のこのタイミングで選挙に持ち込みたかったのは、2014年の4月の消費税増税前に彼等は都知事選をやりたかった。増税後だと、自民党の支持率が下ってしまい、自分たちの手駒を都知事にすることが出来なくなると踏んだのでしょう。

猪瀬の不自然な辞任劇、消費税増税前の都知事選、これらを総合して考えると、TPPを推進しているアメリカのネオコン連中、御用マスコミ、自民党は連携しており、安倍内閣というのは、アメリカの手足となって動く内閣であって、日本人の為の内閣ではないと考えるのが妥当です。正確に言うと安倍内閣は、完全にアメリカの手下といえるでしょう。安倍内閣が党議拘束を駆使して、自民党議員を束ね、アメリカの手下となって動いているのが実態と考えられます。(特定秘密保護法可決、国家戦略特区法可決)そして、その手足の1つに、今度は舛添が加わるということなのでしょう。そして、猪瀬は邪魔になったので切られたのでしょう。
 
TPPは、事実上、なくなりました。しかし、これからは国家戦略特区を潰さなければいけません。今度の都知事選が天王山です。このチャンスを活かしましょう。