SKY NOTE

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マスメディアに騙される人たち

1.マスメディアに登場する権威に頼るという麻薬

  • ハッキリ見える権威の危険性
  • 原発の問題も経済の問題も、それを推し量るためには、ある程度の知識と教養が必要だ。自分の知識や教養に自信のない人たちは、テレビなどのマスメディアに登場する権威に頼るのだが、しかし、それがウソを言い出したら、自分自身で状況をチェックすることができないので( or しないので)途端に不安になる。
  • おまけに簡単なことを難しく説明されるので余計に自信がなくなり、さらに権威に頼ろうとする。それがテレビなどのマスメディアに依存する傾向をより強める。そして、それに反論するものに対する懐疑となる。なぜなら、権威のないものは、彼等にとって自分で、その真偽を確かめなければならず、頼れる存在ではないからである。人は苦手なことをするのが苦痛なように、彼等もまた権威から離れることに苦痛を感じる。その苦痛故に、権威を否定するものに懐疑心を抱く。
  • つまり、権威に頼ることは彼等にとって楽で心地よいものである。そこに自分で考えろと言われると、苦痛である。だが、それは麻薬のようなもので頼ろうとすればするほど、その副作用に苦しむことになる。問題は、権威が常に誠実で賢明であれば良いのだが、現実問題として、不誠実で未熟なことがある。そういうとき、嘘を言われると簡単に騙されてしまう。

2.目に見える現実をみて、目に見えない問題を見ようとせず騙される

  • 目に見える結果というは、分かりやすい。テレビは、それをかなり上手に表現できる。だが、過去の公害問題を見ると、体の中に毒が蓄積するまで症状として現れず、それまでは、大丈夫ということで放置される。しかし、実際は有害なものなので、時間が経つに連れて問題が生じ、それで、目に見える状況になった時には、既に手遅れになったという事例が多い。こういう眼に見えないことを理解するためには、過去の経験則や科学の知識で見る必要があり、有害物質が体内に蓄積するという状況に注意が必要なのである。単に目の前のものを注視するだけが現実ではないのだ。目で見るだけなく、知識で見る必要がある。知識のない人は、目で見るだけで知識で見ることが出来ない。だから、目に見えない状況を説明されずダマされる。または、説明しても、ハッキリ目に見えないので疑う。また、毒の特性によっては、老人は大丈夫で子供は危険というパターンが有る。そういう点で、無知な人は、チェルノブイリで老人が大丈夫だったから、福島は大丈夫と考えてしまう。実際は、細胞分裂の活発な子供は、放射能の影響を受け易いので危険だ。こういう眼に見えない上に、わかりにくいパターンもあるので、何故そうなるのか知識を持っていないとわからないことが多い。眼に見えないからといって安易に大丈夫だと判断するのは間違いなのだ。

まとめ

  • 知識という目がないと、目にはっきり見えるものや、権威に頼ろうとするが、世の中の現実には、眼に見えない真実や、権威がウソをつくことが往々にしてある。原発問題は、この2つの問題が同時にあるために、非常にややこしいことになっている。その問題の源泉は核利権で、それがアメリカや日本政府を動かしている。そして、それによって儲ける核産業企業と、そのスポンサー料で運営されるマスメディアという構図を理解しないと、どうして自分たちが政府やテレビ局にウソをつかれるのか分からず、権威を科学知識で否定する人たちをデマを流す人間として扱ってしまうのである。また、そういう知識のない人に言葉で説明するのは問題である。なぜならば、言葉で、物事を理解するには、その言葉が指すことを理解していないといけないからだ。知っている人は、言葉の意味がわかるが、知らない人はわからない。だから、なるべく、言葉が何を指す以前の目で見える形、グラフや写真など、それが何であるか直感的に分かる表現を用いなければいけないのである。この点を熟知しているのがテレビで、その表現力の高さで、発言力を保っている。しかし、今の彼らの上層部は権力の手下であるから、皆さんの味方ではない。