SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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渋谷で秘密保護法について演説してわかったこと

先日11月3日、渋谷ハチ公前で秘密保護法について演説とチラシ配りした。私は、演説が下手なのだが、なぜ、演説したのかというと、何かをすると必ず、何かがわかるからである。今回は、実験のつもりでやった。

実験の結果

チラシ配り
・渋谷は若者が多い、どちらかと言うとリア充系→インテリというより肉食系
 ・アキバ系のインテリだけど亜流系とは毛色が違う印象
・皆せわしなく歩く、ビジネス街の特徴、チラシ配りしていると怒られる
・若者はどこでもそうだが、チラシは受け取らない。
 ・政治はカッコ悪いと思っているんだろうが何も考えない方がカッコ悪いんだぞ〜
・服装はファッショナブル、でも経済が悪いせいか若干チープ

演説
・「治安維持法」という言葉を大きく言ってみる。

  • この言葉を聞いて振り向くようならば、歴史をきちんと勉強した証拠、してないならば、バカ。殆ど振り向かない。なるほどバカか...(何故バカなのかというと、治安維持法によって、日本の民主主義は一度死んだからだ。己の権利を担保している民主主義というシステムを死滅させた法律について関心を持たないのは、自分(の権利)が何によって支えられているかわかってないバカ)

1.バカ(知識を持っていても、それを行動に示さなければバカと評価)

  • これでわかったことは、まず、歴史分かってないね。知識として知っているかもしれないけど、理解していない。予想外に知的水準が低いことが分かる。知識があっても教養はないという感じではないかと思う。まぁこれほどバカならば支配されて(舐められて)当然というレベル。まず、基本的な教養からない。古い世代で実際に治安維持法を体験した世代は治安維持法という言葉を聞いた瞬間に、反射的に振り向く、それだけ酷い法律だったという事。そういう事を歴史書を読んできちんと理解している人は、それがどれほどマズイのか体験しなくてもある程度分かっている。これがインテリ、何も分かっていないのがバカ。ビスマルクの言葉を引用
  • 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ by オットー・フォン・ビルマルク
  • 歴史書を読み、経験せずとも、その意味を理解できているのは賢者、つまり、インテリ、そういうものを読んでおらず、知りもせず、知っていたとしても理解できておらず、実際に経験しないとわからないのが愚者、つまり、バカ。私は、治安維持法というワードをリトマス紙にして、渋谷の人々をテストした。

2.基本的な知識から教える必要あり

  • なるほど、歴史を知らないのならば、私たちがいくら説得してもわからないわけだ。彼等には、民主主義という制度を理解するための公民と言論統制の歴史である世界史から勉強しないとわからない。なかなか、教える方としてはハードルが高い問題だ。

3.「易き所から入る」マンガやクールなロゴ

  • 服装を見てみると、皆、なかなかおしゃれである。なるほどカッコイイことには興味がある様子。クールなロゴマークを作ってTシャツにしたりすれば、受けそうだ。まず、「カッコイイ」から入ってもらう事が大事かもしれない。その後、マンガの解説書や図解の入った分かりやすい解説書を提供するべきだと思う。若者には文章よりも漫画のほうが良いと感じる。手が掛かるが、確実な方法に思える。

私がテストしたのは、私たちが、現在のTPPや秘密保護法案を説明するために使っている基本的な単語の意味を理解しているかという事、それが分かっていないのならば、日本人に英語で說明しているのと同じであり、意味が無い。予想はしていたが、これほど酷いとは思わなかった。戦略としては、まず、中身(法案の中身)よりも形(スタイル)から入ってもらうしかない事、その後、マンガで意味を理解してもらい、その次に、もう少し具体的な内容の文章を読んでもらう。つまり...

3ステップ
 1.クールなロゴ(スタイル)から入る
 2.マンガで解説
 3.文章で理解

以上の3ステップの段階を踏む必要がある。時間と手間がかかるが、これ以外に方法がないと感じる。