SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

今の若者は、学校で無知を教わり、母親は無情を教え、社会からは短慮を教わる

時折、本当のことを書くのは、意味が無いと思う事がある。なぜならば、それを言うことがかえって状況を悪くすることになるからだ。昨日、渋谷でTPPと特定秘密保護法に対する反対集会に行ってきた。渋谷は若者が多く、大抵、社会的な問題に関するチラシは、若者は取らない。チラシを配ることを怒り出す人もいた。(その人は若者というよりも中年だったが)その顔を見て思った。「何を怯えているのか」と、その顔は、無知と無情と短慮が滲み出ているように私は思った。思えば、若者は、今、世界で起きている状況を理解するだけの教育を受けていない。そのことについて率直に書いてみたいと思う。本当のことを言うと大抵、他人が激怒してしまい。その怒り故に私の言ったことと反対のことを行い、そして、自ら破滅に向かう。正しいことを言っても、それが、相手の自尊心を傷つけるものだと、それが逆効果になってしまうのだ。だが、私は、正確に、この状況を言い表しておこう。逆効果になる事を事前に話し、それを予防する内容を書き添えてから、心を沈めて聞いてもらえれば、まだ、分かってもらえるかもしれないと思ったからだ。

では、若者が受けている誤った教育について書いてみたい。

今の若者(20代〜30代)は、学校で無知を教わり、母親は無情を教え、社会からは短慮を教わる。これが真実である。では、具体的に何を言っているのか書き記してみよう。これを書いただけで、世の先生方、母親、社会全体を敵に回してしまっていると思う。

1.学校で「無知」を教わる

  • まず、学校で無知を教わるとは、具体的には「ゆとり教育」である。ゆとり教育では、世界史が選択制となり、一部の生徒しか、世界史を知らない。このことが、100年前の帝国主義や、それに伴う植民地政策、自由貿易の弊害についての知識の欠落、そして、今から70年ほど前、世界中で行われた言論統制が民主主義を一瞬で破壊し、市民を戦争に駆り立て、奴隷同然にしたファシズムの歴史を知らない。このことが、21世紀の帝国主義と言われるTPPやNAFTAなどの自由貿易協定の危険性についての理解が出来なくしている。つまり、現在のTPPのような経済植民地政策や特定秘密保護法のような言論統制法案がどれほど危険なものかという歴史を知らないのである。学校が無知を教えているというのは、本当に必要な歴史を教えていない事を指す。(ちなみに今の十代は、ゆとり教育が終了し、まともな教育に戻っている)

2.母親から「無情」を教わる

  • 次に母親から無情を教わるとは「弱いものを助けるのは損だ」という事なかれ主義を母親から教わる。これは、明治時代から日本の女性に続く、遅れた思想で今持って強固に残っている。この考え方は、実に卑しい考え方で、奴隷の発想なのである。女性が日本という社会において、いかに長く奴隷として育てられてきたかの証明でもある。なぜ、これが奴隷の発想なのかというと、その発想の根底には、「自分だけが助かればいい」という思想がある。これがなぜ、奴隷になってしまうのか、それは、そういう発想を権力者に利用されるからである。つまり、このような弱いものを切り捨てる社会というのは、権力者にとっては分断しやすく、支配しやすいのだ。むしろ、弱者を切り捨てず、助けようとする社会は、皆が団結し強い。その強さが平等で公平な社会を生む。だが、その逆の自分だけが良いという卑しい考え方をしていると、それを権力者につけ込まれ、分断統治されて最終的には、奴隷になってしまうのである。だから、奴隷の発想なのである。子どもたちは、その卑しい発想を正しいと信じて行動し、結果として、奴隷になってしまうのである。

3.社会から短慮を教わる

  • 社会からは短慮を教わるというのは、長期的な視点の欠落である。物事を全体から眺め長期的な視点で見つめるというのは、社会全体で取り組まなければいけない。しかし、教育で無知を教わり、母親から無情を教わった子どもたちは、無知無情故に短慮となる。短慮とは、ひとりひとりの人間の無情さ、無知から生まれるものである。目先の利益にばかり、意識が集中するのは、現在の企業の利益中心の経営手法による所が大きい。その背後には、株主の発言権の強大化が、それに従う経営者を利益優先の経営姿勢に駆り立て、そして、それが短期利益中心の社会を生み出す。長期的な視点が足りないと、社会の本質的な改善には向かわないのだが、それには、無知と無情を正すことが必要なのだ。経営者が短期的利益を追求し、労働者を切り捨てられるのも、労働者が団結せず、バラバラであるからであり、これは、無情が関係している。バラバラに成った労働者を経営者は分断支配し、短期的な利益追求に走る。それが結果としては、私たち庶民を徐々に奴隷化していく。それらは、短慮故なのだ。

 
本当のことを言えば、このように辛辣になってしまう。怒り出す人もたくさんいるだろう。だが、ここで怒りを鎮めて、現実を見回してみて、そのとおりだと思うのならば、その人は立派だと思う。本当のことを認めるのは辛い。苦しい。だが、それを認めずして真の前進はあり得ない。