SKY NOTE

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保険を牛耳れば金融を牛耳れる

お金というと、大抵の人が勘違いしているのは、価値そのものだと思っている事。実際は、これは価値があると国が定めた信用証書のやり取りにすぎない。信用証書であるから、それを保証する国家の信用が落ちてしまえば、その価値は目減りする。

逆に、その国に信用があれば、お金を刷っても価値は、その信用の範囲内であれば落ちない。多くの人が勘違いしているポイントは、ある種の物量と、金の関係が正比例であると考える感覚にある。でも、実際は、カネと物資の物量には全く関係ない。あるのは、価値があると定めた信用による相対関係だけ。

日本の個人の現金資産は1400兆円と言われている。つまり、日本の個人の所有している現金資産は、1400兆円という価値があると日本国が定めている範囲内での信用があるというだけのことなのだ。日本銀行がそのうち1%の14兆円の通貨を剃ったとする。日本の信用力が一定ならば、1%の通貨発行は、円の1%希薄化であり、1%の価値の下落だが、アベノミクスでは個人資産の4%程度の60兆円を剃るわけだから、4%、円の価値が下がると思いきや、実際には円の価値はドルに対して、1ドル80円から100円と25%価値が下落した。 

つまり、この中の信用とは、ある種、相場の主観で形成されるところがある。相場は常に先読みをしており、アベノミクスの通貨への影響を実際の規模より6倍に見積もった。この相場を動かせる最大勢力が米国の保険会社からの資金で相場を動かしている機関投資家である。

だから、保険を牛耳れば、金融を牛耳れる。そこで、アメリカのアフラックが郵便局を介して保険商品を売っている事を見れば、彼らが何をしようとしているかよく分かる。アメリカは、日本で保険を売り、その資金で金融を動かし、日本の金融市場を支配する。ということは、アメリカの保険会社の保険を買うことは、何を意味するのかというと、売国行為なのだ。だから、安いからといって、アフラックなどの外資の保険に入ってはいけない。向こうはアメリカ国民を支配すると同様に日本国民も支配する気満々で次々と手を打って来ている。TPPもその一環。

金融をちょっとでも知っていれば、アメリカの富裕層を背景にした勢力が何をしようとしているか、だれでも分かる。保険を牛耳ることは、金融を牛耳ることであり、その影響力は計り知れないのだ。

そして、その支配体制に風穴を空けようとしているのが、オバマケアと言われるアメリカの医療保険改革であり、低価格な公的保険制度で、民間保険資金による金融市場に対する影響力をそぎ落とそうとしている。しかし、共和党がそれに反対して、最近、デフォルト直前まで行ったことが分かるだろう。つまり、あのデフォルトの背景には、アメリカの保険を原資とする金融支配体制とオバマ政権の戦争(パワーゲーム)なのだ。

つまり、アメリカの共和党は、富裕層の代弁者であり、そうでない殆どのアメリカ国民の敵である。アメリカ国民は、そのことに気づいて、共和党を支持するのをやめるべきであり、日本国民は、アフラックなどの外資保険に入らなことが大事だ。支配されないために。