SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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自分の国の死にかけている民主主義を見て、鬱になる自分

今年に入って、どうも深く考えることが出来ないと思って調べてみたら、抑うつ症状に自分の状態が似ていることから、恐らく、自分のうつ状態の原因は、去年の衆議院選挙の結果を気に病んでのものだと思います。放射能障害でも、同様の傾向の症状があるようですが、症状が始まった時期からして、今年の初めからですので、恐らく、去年の年末の選挙が原因だと思っています。

しかし、抑うつ症状と想定してみたら、ホッとしました。つまり、ハードではなくソフトが壊れているわけで、要するにストレスを解消することができれば治るということです。そう思うと、気が軽くなりました。

 うつ病との闘い方
 http://iyashi.find21.net/utsu/u31utsustress.html

私は、深刻に考えているようには、多分外見上、見えない筈です。なぜなら、心情の不安を吐露することも、表情に表すこともしていないはずですから、ですが、私が心を縛り付けられていることは確かです。連日のように戦前の悪法が復活することが報道され、TPPを始めとする帝国主義の復活など、人々を蹂躙するシステムが着々と創りだされ、それが、市民に重要な部分を省かれた形で印象操作され、多くの人々が、自分の権利が一つ一つ、奪われていることに気づかず生きている。

まるで、強力な病魔に侵されているのに、患者自身には、全く症状がなく、気づいた時には手遅れというような状態。一番ストレスなのが、問題を説明しても、全く意に介さない人々の存在、これは、私がイジメられた時の傍観者を彷彿とさせるもので、私にとって恐怖でした。人が苦しむのをただ傍観している人たち、しかし、その傍観行為そのものが結果として、自らをも苦しめることになるというのが、海外の自由貿易の実態、言論統制など、戦前の日本の歴史から見て明らかなのに多くの人々には全く危機感がない。

私にとっては、それがとても大きなストレスです。目の前で死にかけている日本の民主主義を前にして、どうにも出来ない自分の情けなさ、またそれが、わからない他人への怒り、しかし、単に怒っても何も解決しないという焦り、これらがない混ぜになって私はうつ状態になったのだと思います。

何か1つ、このうつ状態を解消する何らかの成果がアレば、問題が解消するのでしょうが、未だ突破口は見えません。私のうつは、社会を憂いてのものですが、それは、結局のところ自分のことなのです。社会がダメになれば、それが支えている個人の立場が危うくなる。例えば、TPPによって医療保険などが形骸化し、医療費が高くなるなど、これから、病気になったら大変です。労働だって、これからTPPに日本が入ることになれば、入国規制の緩和により、低賃金で働く外国人が大量に入国し、賃金が下がり、そして、簡単にクビを切られる社会が到来します。これによって、経営者優位の状態が慢性化し、労働者は、あらゆる譲歩を強いられることになります。その結果、長時間労働、低賃金が定着することでしょう。私のように体力のない人間は、僅かな賃金を稼ぐことすら、大変な世の中になることが容易に想像できます。

今現在、日本は、そういう社会になっていませんが、自由貿易協定に入った韓国やアメリカの惨状を見れば、それは明らかです。ですが、その危機を他人に訴えても、それを聞くだけの主体性のない、私がいじめられた時の傍観者の目が、再び私の眼の前に現れたのです。私は、あの目を再び見るのは嫌だったのですが、再び見てしまいました。私は、そういう傍観者の目が、最も恐ろしいのです。

そう、安倍がいくらバカで、どうしようもなくても、人の苦しみを傍観せず助けようとする人が沢山いれば、私は、独裁者の台頭など恐れるに足りません。傍観者というのは、結局、自分が助かればいいと思っている人たちのことですが、TPPに関して言うと、傍観し続けた末に来るのは一億総奴隷化社会です。つまり、「みんな助からないのです」具体的に言うと、労働規制が極端に緩和され、労働者がボロ雑巾のように働かされる社会です。私は大丈夫と考える人は、外国の状態を知らなさすぎるし、また知らせたとしても、根拠なく自分は大丈夫だと信じきっている。その根拠のない自信が私にはとても恐ろしいのです。災厄を呼び寄せる根拠なき自信、私が鬱になったのは、そういう人々の無関心が、呼び寄せるであろう未来が原因なのです。

<今のアメリカの実態>
貧しく、そして、病にかかったら高額な医療費、弱い者いじめを社会的に徹底した弱肉強食が今のアメリカです。TPPに入ることは、アメリカの医療利権(高い薬代、厳しい特許権によってコストアップした医療)、経営者の労働利権(低賃金、長時間労働)を拡大させるだけなのです。それを国内の医療利権だとか農業利権だとかいって、話を矮小化しているのは、より大きな利権に取り込まれ、さらに問題を拡大するという事実に気づかないという点で問題です。

北米自由貿易協定のアメリカの惨状(ワープア状態が常態化した社会)

15歳以上の個人の29%が年収1万ドル以下(100万円以下:2006年)
15歳以上の個人の54.6%が年収2.5万ドル以下(250万位下:2006年)
→半分以上が、非正規雇用並みの所得といえる。
資料:格差大国アメリカの貧困 
http://www.geocities.jp/yamamrhr/ProIKE0911-87.html

OECE各国における一人あたりの医療費と平均寿命

アメリカが突出して高い医療費である割に平均年齢が日本より低い事がわかる。OECD各国で平均寿命が最も長いのは、日本、つまり、日本の医療はトップであり、なぜ?トップの日本が、高くて質の低いアメリカの医療に合わせなければいけないのか?