SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

人は何故、権力を手にすると腐敗するか

人が何故、権力を手にすると腐敗するのか、それは、権力を手にするという事は、悪いことをしても裁かれない自由を手にするからである。この誘惑に勝てる人間はそうそういない。なぜなら、権力は黒(悪)を白(善)といっても、誰もあなたを裁かない。なぜならば、あなたには権力があるから、という事なのである。一応、方便として、黒をしろと言い張るためのものは必要となるが、それ以外のものを必要としないのが権力なのだ。

誰もあなたの悪事を裁かない、だから、権力を手にしたものは、自分で自分を裁かなければいけない。主体性のない人間に権力を渡してはいけない理由がここにある。そういう人間が基本的に他人を基準にして自分の方向を決めているため、その他人が、権力を手にすると批判をしないし、批判をしたものがいても、それを権力を使って黙らせることが出来る為、自分の中に自分の法を作り、それを自分で守る心の強さがないと、権力の誘惑には勝てない。それを実現するためには、どういうことが悪いことなのか、経験的に知っているか、教養で知っているか、又はそれらを両方もっていて、なおかつ、それを知っている自分を過信しない謙虚さを兼ね備えていなければいけない。

これだけ言うと分かる通り、相当ハードルが高いことが分かる。大抵の人は、権力に勝てない。つまり、大きすぎる権力は、大抵の人間を腐敗させ、周囲がその悪事を批判できないことになるというのが、いつもの歴史のセオリーである。

こんなことを書いたのは、10月15日に開かれる国会において、特定秘密保護法(以前は秘密保全法と言われていた)が審議されるからである。内容は、政府が決めた特定の秘密を漏らしたものに10年以内の懲役を科すというものである。まぁ最大、10年民衆を黙らせることが出来る権力(法)と言ってもいいだろう。

その内容は言論の自由を定めた憲法21条に明らかに抵触しているが、もはや野党勢力が弱体化した今の日本の議会では、それを防ぐ手段はない。(マスコミがねじれ解消と言って独裁政権を誕生させてしまった。この罪は重い、そして、それに騙された私達自身の罪も重い)これは、去年の12月衆院選と今年の7月の参議院選挙の結果といえるべきものである。国民がいかに愚かであったかという法案の可決である。この法案が可決することは、日本の民主主義の死を意味する。既にアメリカの民主主義も愛国法という形で死んでいる様に、この法案もアメリカの要請に従って作られた法案である。

人を黙らせる権限とは、黙らせる側に強大な権力が手に入るということであり、当然、そういう権力を手にした人間は腐敗し、悪事を行うのは目に見えている。ましてや、安倍のような小者が自分を制御できるはずもなく、恐らくは、しょっぱなから悪事を始めることは目に見えている。そして、恐らくそういう問題で一番懸念されるのが、戦争だ。なぜかというと、戦争利権というのは、一番巨大で、それ故に一番儲かるのである。腐敗した人間に権力が渡ると、大抵は一番悪いものに手を付ける。過去のヒトラーがそうであったように安倍もそうなると自分は見ている。

その証拠に安倍は集団的自衛権を合法化しようと自民党憲法改正案を提示している。この改正案(実質、大改悪だが..)が可決されると、日本はアメリカが起こす戦争に参戦できる形が整う。そして、アメリカは大体10〜12年周期で戦争を行っているため、つまり、10〜12年以内(前のイラク戦争が2003年なので、実質数年以内だが...)に日本人がそのアメリカの戦争に駆り出される可能性が出てくるというわけだ。さらにもっと怖いのは、自民党改憲案には、徴兵制を可能にする文言が含まれており、それから察すると、自衛隊員だけでなく、一般市民も、そういう戦争に駆り出される可能性がある。

 自民党改憲案 現行憲法比較(要約版)
 http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2012/12/post_2519.html

つまり、私たち日本人は、そういう政権に権力をわたしてしまったのである。とても愚かだ。特定秘密保護法が可決することが、その証拠となるだろう。これは、平成の治安維持法とも言うべき内容であり、政府に逆らうものを片っ端から黙らせられる法律だ。これが可決した後、恐らく私たちは、何も言えなくなる。あるいは、言えたとしても、大きな声では言えなくなるだろう。そして、その結果、ブレーキを失った日本社会は悪い方向に加速していくだろう。

返す返すも、私たち日本人は愚かだ。この2013年の10月、日本の民主主義は死ぬ。秘密保全法という民主主義を完全否定する法案が可決してしまえば、あとは、権力者は腐敗し放題になる。「日本はそんなことにはならないだろう」と思っている様なバカな人は、このブログを読んではいないだろうが、一応言っておくと、そういう安全な日本というのは、言論の自由があったればこそであって、つまり、それを保証する法律や憲法が尊重されてこそなのだ。しかし、それが秘密保全法のような治安維持法まがいの法律が可決してしまえば、昔の安全な日本ではなくなる。原発もそうだが、根拠のない安全神話を信じて、結果として原発が吹っ飛んだように、日本の民主主義も、この10月15日から始まる国会で吹っ飛ぶだろう。(言論の自由という安全弁を失うのだ)
 
民主主義の死を恐らく肌で感じるようになった時、あなたは、私の言っていることが、分かるだろう。恐らく私自身も「こんなことになるなんて...」と驚くほど、ひどい事態になるのだと思う。返す返すも愚かな国民だと私は思う。恐らくこの言葉を聞いて、ムッとした人も、今後数年で、「そのとおりだ」と後悔する日が来るだろう。

 日弁連:秘密保全法とは?(現在は名前が変わって特定秘密保護法案となっている)
 http://www.nichibenren.or.jp/activity/human/secret/about.html
 法律の専門家である日弁連も強く反対している秘密保全法の内容がわかる。
 
ゲンのお父さんの時代がまた来た...

御用報道に、秘密保全法…(治安維持法そっくり、10月に国会で議決するという)
いつかきた道が、性懲りもなくまた来た…