SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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「合理性」で動けない時は「哲学」で動こう

「こんな事をして効果があるのか?」と私たちはしばしば考えることがあります。それは、効果から自分の行動の価値を合理的に判断しようとしているからです。しかし、新しいことというのは、最初は効果が無いのです。効果ゼロ、場合によってはマイナスと言っても過言ではありません。なぜ、ゼロなのかというと、結果が出るまで成熟していないからです。要するに未熟なんですね。

では、そういう効果の出ないことを、人は何故できるのかといいますと、そこに「こうあるべきだ」という哲学があるからです。その哲学、理想に従って、何をするべきか決める。「それをして効果があるか?」という考え方よりも「何がどうあるべきか?」と考える姿勢こそが、イノベーション、変化の原点なんです。

日頃、会社などで成果ばかりを要求されていると、勢い何に対しても、パフォーマンスを要求する目線になってしまいますが、それでは、変化は訪れないのです。なぜなら、変化というのは、パフォーマンスゼロから始めるものなのですから、成果だけを見ていたら、ZEROのものをやるのは、全く合理的ではないわけです。しかしながら、そこには、変化や革新はありません。従来の世界が継続するだけです。

変化は何から生まれるかというと、「こうあるべき」という哲学から始まります。哲学がゼロを許容し、行動に結びつきます。そして、何度も失敗する過程で未熟なものが成熟していき、結果が出るようになります。多くの人は、変化の表面しか見ていませんが、実は、本当の変化は、その人の哲学から始まっているのです。つまり、ゼロを許容できない成果主義的な姿勢では、イノベーションは起こせないのです。イノベーションを起こすのは、常に「こうあるべき」という哲学からなのです。もし、あなたが変化を起こそうとするならば、「こんなことをして効果はあるのか?」と考えるよりも「これは、こうあるべきだ」と哲学を持って行動して下さい。それこそが変化の始まりなのです。そして、それこそが本当のイノベーションであり、変化なのです。

皆さんが「こうあるべきだ」と一歩踏み出した瞬間が、本当の変化の始まりなのです。