SKY NOTE

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汚染水処理について考えてみた。

現在蓄積している原発放射能汚染水の総量は、33万トン

 「緊急事態宣言を」汚染水33万トンで2京7000兆ベクレル(2013年08月23日)
 http://takumiuna.makusta.jp/e227709.html

33万4000トンの汚染水の放射性物質ストロンチウムが除去されていない)
・2京7000兆ベクレル(800万ベクレル/L)

できるだけ早く古いタンクから順に、タンカーに汚染水を詰め替える必要があるのではないかと思う。タンカーに保管している間に、トリチウム以外のほとんどの核種が除去できるという修理中のALPS(500トン/日)を今の4倍の2000トンまで増やし、半年で、33万トン全量の放射性物質(除去できないトリチウム以外)を除去するべきである。つまり、タンクが壊れる前に、汚染物質を取り除いてしまえばリスクが大幅に軽減される。(ALPSは予備機も含めて最低6基体制が望ましい:1基500L/日)

並行して、津波のリスクの少ない福島の内陸に多重コンクリート壁で作った巨大な水槽(縦500m✕横500m✕深さ1.5m✕3個=約100万トン)を作るべきである。この水槽は、多重層になっていて、層と層の間を水槽の外側から補修できるように設計し、また、補修箇所が壊れても、二重、三重、コンクリート壁があるという形にして、多重構造で外部へ漏れない。また、ひとつの水槽であっても、細分化された設計となっていて、汚染レベルの違うものを分けて貯蔵できる設計にする。こうすることで、危険なものとそうでないものをより分けて管理する。また、水槽自体をパーティーションで分けることで、1つの箇所が壊れても、それがパーテーションで仕切られ、水漏れが全体に広がらない様にする。この水槽に除去できないトリチウム汚染水を貯蔵し、100年間貯蔵する。その貯蔵期間中にトリチウムの処理技術を研究する。つまり、対策可能な時間を稼ぐのである。また、100年貯蔵すれば、時間がフィルターの役割を果たし、放射性トリチウム半減期12.3年の汚染水は100年後に1/256になる。

お金を投じれば出来る話なので、是非やってほしい。もし、海洋放水したら、世界中から損害賠償請求が来る。あるいは、日本製品不買運動が起こるだろうし、信用問題になる。そうなれば、水槽のコストよりも遥かに高い賠償金の請求や損害が発生する。よって、巨大な工事に見えても、実際には安上がりなのだ。

この水槽によって、既存の汚染水33万トン、将来的に発生する66万トンが貯蔵できる。凍土壁によって日量300トンに汚染水が抑え込めたとして計算すると、汚染水の年間発生量は、約11万トン、つまり、この水槽によって今後6年間、2019年までの汚染水を貯めることが出来る。その間に抜本的な処理計画なり、安全な汚染水の保管計画を立案し、実行するべきである。

400日後にタンク内の汚染水を増設したALPSを使って殆どの核種を除去し、残ったトリチウム汚染水を多重壁で覆われたプールに貯水。放水はしない、放水は国際的な非難を浴び、恐らく、この対策にかかるコストよりも高く付く。

1.汚染水をタンカーに詰め替え(16万トンくらい 6万トンのタンカー3隻)
 200日以内に壊れそうな古いタンクの汚染水:8万トン
 これから発生する汚染水:8万トン(200日分:400トン✕200日)
2.ALPSを、200日以内に4基体制(2000トン体制)にする。予備:2基も順次作る
 凍土壁を形成し、汚染水を300トンにする。
 内陸に多重層の水槽を建設(200日以内)
3.タンク内の汚染水をALPSでほとんどの核種を除去
 300トン:毎日発生する汚染水
 1700トン:タンク内の汚染水処理(200日で過去のもの:34万トンを全部処理)
4.トリチウム汚染水を多重壁で防護された水槽に貯水
 破損箇所は、パーテーションで区切り、部分的に水が抜けるようにする。
 多重層の外側や、部分的に水を抜けるようにして、両側から補修