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福島第一原発2号機 建屋地下から、23億ベクレルの汚染水確認 2013.7.27

東京電力福島第一原発2号機のタービン建屋地下から延びる(トレンチ:電源ケーブルなどを収納する地下トンネル)に高濃度の汚染水が溜まっていることを発表した。

 東京新聞:福島第一2号機 23億ベクレルの汚染水確認
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013072702000243.html

東電では、2011年4月にトレンチを通じて海へ流出した汚染水の一部が残っていたと見ている。トレンチはタービン建屋に繋がっている。

トレンチ内の汚染水(建屋地下の汚染水の40倍の濃度)
 セシウム   :23億5000万ベクレル/リットル
  セシウム137:16億0000万ベクレル/リットル(半減期30年)
  セシウム134: 7億5000万ベクレル/リットル(半減期 2年)
 ストロンチウム: 7億5000万ベクレル/リットル

東電では、これらトレンチ内の汚染水は、濃度が建屋地下の汚染水の40濃く、塩分濃度も高いことから、事故直後の汚染水としている。

原子力規制委員会は、トレンチ内の汚染水が底部の砕石の層などから、地中に染み出して海に汚染を広げる危険性があると指摘していた。これを受けて東電が調査したのが、この汚染の濃度

東電の対策
・護岸を水ガラスで硬めて海に染み出すのを防ぐ
・汚染水の抜き取りの検討(高い放射線を出すため作業は難航が予想される)

高濃度の汚染水の存在が、既に核物質が地中に溶け出たチャイナシンドロームの段階まで福島第一原発2号機が達したことを意味するのものではないかと思う。

この動画の2分28秒目あたりから、湯気のようなものが立ち上っている。湯気を生み出す熱源があるということは、それは核燃料ではないか?

 ふくいちライブカメラ映像アーカイブ
 https://www.youtube.com/user/fuku1live/feed?filter=2

まるで、ヒビの割れたツボから水が漏れ出るように汚染水が漏れていて、そのツボの水の中に臨界状態のウランという熱した石を入っていて、お湯を沸かしているかのような状況が、今の福島第一原発の状況ではないかと思う。湯気の問題は、熱源となっているであろう核燃料が臨界状態に入っているのではないかと思う。これを抑えこむため、ホウ酸の投入や、ヒビの割れたところを水ガラスや、凍結杭を入れる工事で対処するのであろう。

この放射能のツボのヒビは、地下水脈、格納容器の破損箇所、建屋の砕石層など、各所から漏れていて、中心に近くなるほど、放射線が強くて修復することが困難になる。

こういう事を見ていて思うのは、一度、事故が起きると、修理しなければいけない箇所に近づけないという困難な事態に陥る原発を再稼働するというのは、現実を直視していないとしか言いようが無い。しかも、最近の福島第一原発の湯気や汚染水漏れは、世界中で報道され、いったい2年間何をしてきたのかという非難が世界中から来ているそうだ。その上、原発を再稼働することを日本政府が検討しているという事が世界中に報道されている。こういう筋の通らない事を続けていると、日本は何をやっているんだと、世界における日本のイメージ劣化は避けられないし、また、この時期、外国の王室の出産のニュースをトップに持ってきたマスコミは何をやっているのかと思う。最も気にしなければいけないことは、原発だろう。まったくもって、ダメな国になったものだと思う。筋を通す事ができないダメなマスコミ、原発を再稼働する政府、その政府に信任を与えちゃう国民、ダメダメだと思う。