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新聞の嘘を見破る方法

新聞の嘘を見破る方法

1.統計の嘘を見破る方法

  • 歪曲統計を見破る
  • 日頃から、一次統計情報に目を通して覚えておくと、大抵の統計情報の歪曲が見破れる。一次統計情報とは、%か率などの相対値ではなく、絶対値の情報である。例えば、経済で言えば、GDPであり、GDP成長率ではない。というのは、相対値というのは、ある基準から見た相対的な数値のことで、基準値の設定次第で大きく見せたり小さく見せたりすることが可能であり、情報の歪曲がしやすいし、また、相対値では、そのデータにおける全体像が曖昧になってしまい、それが一体どの程度のものなのかわからない。
  • 単位をよく見る
  • 単位が違うだけで数値が1000倍も違う事があります。この単位に因る操作も見逃せない。最近、NHK放射能の影響を小さく見せるために通常はkg(L)単位で表示する放射能汚染のレベルをg(cc)単位で表現し、ストロンチウムを1000Bq/Lを1Bq/ccと報道したのは、記憶に新しい。Bqを測る時の慣例は、kg単位であるとか、その数値を測る基準となる単位をよく覚えておき、それとは違う単位の使いかたをしたらおかしいと考えるべきである。

2.専門用語にだまされない

  • 舶来の言葉に騙されない
  • 英語で書かれていると、外国の新しいことだとありがたがってしまうのは、島国の田舎者と言われても仕方がない。大抵、Wikipediaで調べると、どういうものかわかるから、調べてみると良い。例えば、最近言われている。ホワイトカラーイグザンプションというのがあるが、これは、ホワイトカラーの罪業代をゼロにする制度である。企業が長時間労働を従業員にさせないために、割増の残業代を支払う制度があるのだが、それをゼロにすることは、その実態は、過労死促進法である。つまり、人を殺すような制度を英語の名前で、さも先進的な制度に店かているわけである。
  • (特に日本の経団連が主張しているホワイカラーイグザンプションは、外国では高給取りや職種が限定されているのに対し、日本ではホワイトカラーで400万円以上の給与をもらっているものという基準であり、基本的に全正社員を残業代ゼロではたからせる制度になっている)
  • WIkipedia:ホワイトカラーエグゼンプション

3.正論の中にある嘘を見破る

  • 正論にウソを潜ませるから効果がある
  • 一見、正論に見えるような記事でも、そこには巧みにウソが混じっていることが多い、普段は軽蔑するべき記事を書いている新聞、特に五大紙なんかが、一見、労働者の立場にたったような記事を書いている時には注意が必要だ。大抵、かなりの確率で嘘が潜んでいるか、その他の記事に嘘がある。これは、正論を普段言っているからこそ、信頼されるのだが、その信頼を悪用してウソを入れることで利権なりを擁護している記事になっていることが多い。例えば、普天間報道、一見、沖縄県を擁護しているように見えて、実際は、報道利権を破壊する法案を出した鳩山政権を追い落とすことが目的だった。このように弱者を守ると装って、実際は自分たちの利権を守るという手法は、官僚もマスコミもよく使う手である。
  • 日本は、こうだからダメだという記事にも嘘がある
  • 日経新聞や経済御用記事を書くライターの手口は、「日本はこれこれこうだから、経済がダメなんだ」という記事がある。大抵は経団連の御用記事である。日本の経済をダメにしているのは経団連そのものであり、彼等は、自分たちの利権を温存するために主張する。例えば、日本は法人税が高いから云々というが、実際の日本の法人税の実効税率は諸外国よりもかなり低い。2012年度で8.8兆円しか払っていない。
  • 2012年、日本の税収、歳入の内訳(国税庁
  • しかも、輸出企業は、消費税の戻し税という形で毎年3兆円もの還付金をもらっているため、実質5.8兆円しか税金を払っていないのである。その半面2011年度、企業は配当金を13.2兆円も支払っているのである。国よりも株主にお金を払っている企業の姿が見える。この数字は、利益再配分が金持ちに偏っていている状態がかいま見える。日本の経済の問題は、円高が緩和された今は、一重に法人化している金持ちに対して減税をしたり、企業が内部留保を貯めこむことで、実体経済にお金が回らないことにあるのである。金持ちとは一言で言うと、金を貯めこむのが巧い人たちのことであり、彼等が金を貯めこむことで、実体経済に金が回らず、現在の不況が起きてしまっている。そして、それを擁護する報道があるからこそ、不況が継続しているのである。日本がダメという記事は、その典型例で、大抵は富裕層を擁護する内容が多い、つまり、日本経済のためと言いながら、実際には日本経済を悪化させることを言っているのであり、病人に毒を盛る様なことをしているのが、こういう報道の悪質なところである。つまり、日本の経済を正すには、こういう嘘偽報道を鵜呑みにしないことが大事なのだ。鵜呑みにしないためには、それをすることで、誰にお金が渡るか具体的に考え、そのお金が自分に回ってくるか考えてみよう。そうすれば、自分に回ってこない金が経済を良くするわけ無いと考えれば、それで見破れる。