スティーブ・ジョブスの伝記映画「Jobs」が2013年8月16日にアメリカで公開される。
Gigazine:スティーブ・ジョブズの大学中退から成功への道を描く映画「jOBS」予告編
http://gigazine.net/news/20130624-jobs-trailer/
- 映画の宣伝動画を見ると「わ〜カッコいい時のJobsそのまんまだー」と感動してしまう。
- The Official Trailer for Jobs The Film
- ウォズにApple Iを見せられた時、「わぉ」とジョブスは驚いているんだけど、自分もMacを初めて見た時に「わぉ」と思ったね。「これは世の中を変える」と直感した。多分、若いころのジョブスも、そう思ったに違いない。
MovieTrailerを見ると、映画は、Apple創設から、そのAppleを追い出されて、NeXT創設して、Appleに戻ってきてiMacを発表して、Appleを蘇らせる所を描いているみたい。元々の人生がドラマチックなので、映画にしやすいと感じた。ホントに映画のような人生の人だったな...とこの動画を見ていて思った。Jobs役の役者さんは、若いころのJobsの雰囲気がよく出ていて、思わず「見たい!」と思ってしまった。
- 1983年
- Steve Jobs hosts the Macintosh dating game at the Macintosh pre-launch event (1983)
- 若いころのジョブスと一緒に若いころのゲイツも...出るとされているMacintoshのソフトを開発すると、Microsoftの代表として、ゲイツが出ている。
- 1984年 JobsがMacintoshの紹介をしている動画
- The Lost 1984 Video: young Steve Jobs introduces the Macintosh
若いころのJobsは、自信満々でプレゼンしていて、傲慢そのものなのだが、その傲慢さに匹敵する内容の製品を紹介していたので、評価されていた。要するに、彼の傲慢さには、それを正当化する裏付けがあった。そこがJobsが評価されているところであり、それがなければ、Jobsといえど、評価されない。しかしながら、彼の人生は、その傲慢さ故に叩かれる部分も多分にあり、そこが彼の人生をドラマチックにしている。動画を見ると、若いころのハンサムな時のジョブスの印象がよく出ていて、映画を見たいと思った。特に意見が対立した時の「出て行け!」というセリフが、当時の彼の傲慢さをよく表している。傲慢ではあれど、憎めないキャラ、それがジョブスだった。多分、近づくと、憎たらしいと思ったのだろうが、遠目で見ている限りには、憎めないキャラだ。
自分は昔(1996年頃)、NeXTの社員と会うことがあり、NeXTの問題点と「Appleに戻っておいで、みんな待ってる」と言ったらNeXTの社員が「スティーブに言っておくよ」と言っていたので、もしかしたら、その時点で、もうAppleに戻ることは決定事項だったのかもしれない。その年の12月だったかな、ウェブを見ると、NeXTとAppleが合併してジョブスがAppleに戻ってくるというニュースがあったのは...NeXTのサイトは、NeXTのアイコンとAppleのアイコンがぶつかる様なイラストがウェブページのトップにあったと思う。これを見た時、自分は「お帰り」と思った。
その後、ジョブスがAppleに復帰して、日本の幕張メッセでのプレゼンをした時に実際のジョブスを見た。幕張メッセの会場で「わ〜ジョブスだ〜」と見ていたのを思い出す。彼の演説は、とてもウィットに富んでいて魅力的だった。
映画は主に、アップルに復帰する前のハンサムな時のジョブスをメインに描いているようで、好感が持てる。この時のジョブスの方がドラマチックだからね。彼の人生は映画みたいだな。ホント...自分がAppleが大好きなのは、ジョブスが創りだしたAppleの文化、新しいことに当然のように挑戦し、果敢に攻めていく姿勢、彼の人生は革新そのものだったといえる。この伝記映画は、その革新がどのように実現されていったか伝えるものとなっているだろう。
- Think different(ナレーションがジョブスの奴)
堅苦しく書いたが、私も結構、ミーハーなので「わ〜若いころのジョブスだ〜」みたいな感じで、この映画に期待している。日本公開はいつかな〜(笑)