SKY NOTE

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変わり果てたアメリカ...政府の不正を告発したスノーデン氏の身柄引き渡しにロシアと交渉中

言論統制国家に成り下がったアメリカ、市民の通信の自由を犯したオバマ政権の罪は重い。今回の事件は、ニクソン大統領の時のウォーターゲート事件を思い出す。しかし、今回は、盗聴した人間が、盗聴を暴いた人間を訴追するという逆の事態になっている。アメリカは自由の国ではなくなったことを世界中に知らしめた事件として歴史に記録されることであろう。

 NHK:米 身柄引き渡しロシアと協議
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130625/t10015555421000.html

アメリカは、自由、人権といっておきながら、その自由や人権のために政府の不正(NSAが市民の個人情報を不正に集めていた事実)を暴いた元CIA職員のスノーデン氏を血眼になって訴追しようとしている。スノーデン氏は香港から飛び立ち、ロシアを経由してエクアドルに亡命をしようとしたが、ロシアが出国を認めず、現在、アメリカとロシアが交渉中だという。

 ロイター:焦点:スノーデン問題で「孤立無援」、オバマ外交の限界露呈か
 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE95N06A20130624

各国首脳に鼻であしらわれるオバマ
しかし、その途中で、アメリカの要請にもかかわらず、中国当局(香港当局)は、彼の出国を許した。最近オバマ大統領が中国首脳と会談したのにも関わらずである。しかし、言っている事とやっていることが矛盾していれば、鼻であしらわれるのも当然である。亡命先のエクアドル政府も、自国内の法律で対処するといってアメリカの要請は無視。

アメリカの威信の低下は、明白になった。アメリカ人は恥だと思うべきあろう。ブッシュ政権の時に様々な自由に反する法律を認めてしまったことに。そして、その法律を是正しようとせず、それを利用しようとしているオバマ政権に。政治の要諦は「信無くば立たず」である。この信頼は、矛盾のある主張をすれば、なくなってしまう。実際、各国の首脳からもオバマは鼻であしらわれ、多くの市民は命がけで秘密を暴露したスノーデン氏の味方につくだろう。そして、オバマは孤立無援となる。アメリカは、こうも変わってしまったのかと思える事件。これで、スノーデン氏が捕まって、アメリカに入国し、罰が下されるようなものならば、アメリカの威信は完璧に地に落ちるであろう。少なくともこれから、アメリカは、自由の名のもとに、物事を他国に偉そうに主張することは出来ない。自国内で言っていることとやっていることが完全に矛盾しているのだから。