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Adobe タブレット用筆圧感知ペン「Mighty」と定規「Napoleon」を開発

Adobeが、Bluetoothで動く筆圧感知ペンと定規を開発した。

 Adobe 筆圧感知ペン「Mighty」と定規「Napoleon
 

販売予定はまだないということだが、以前からBluetoothで筆圧情報を転送すれば、筆圧感知ペンが作れるじゃないかと思っていた。去年の10月のCEATECで高解像度でタッチ反応の良いIGZO液晶を発表していたシャープの人に、IGZOの高い反応性と高解像度を生かすには、筆圧感知ペンが必要だと言っていたが、ソフトメーカーのAdobeから出てくるとは以外だった。自分はワコムから出てくるものと思っていた。これでタブレットに欠けたピースが1つ埋まった。

 Adobeクラウド対応スタイラスと“デジタル定規”「Mighty & Napoleon」を発表
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1305/07/news033.html

では、このBluetoothペン「Mighty」の詳細を見ていこう。設計図を見ると、ペン先が交換てきて、充電式バッテリー、筆圧情報の転送方式はBluetooth LEといったところ

 Migtyの構造(画像をクリックすると拡大します)
 

昔、バッテリー内臓の筆圧感知ペンのタブレットを持っていたが、バッテリーを搭載していると若干ペンが重い。それ以外は普通のペンとして使える。Adobeがペンの持ち手のデザインを工夫したのは、この重さを緩和する意味があるのだと思う。では、書き味はどうなのかという所で、紹介道具をみてみる。

  Adobe XD explores the analog future
 

動画を見ると、ペンで書いて指で消している。とても直感的な操作ができる事がわかる。タップでUndo、指を2つ使って移動など、ペンでタップしてメニューを呼び出すなど、從來はキーボードに戻らなければいけなかったり、メニューを選ぶためにペン先を移動しなければいけなかった操作が、指を使うことで直感的に操作できることが分かる。思えば、タブレットPhotoShopタイプのソフトを使わなかったのは、筆圧感知ペンが使えなかったからで、Adobeがそういう理由で、こういった製品を作るのは、たしかに道理といえば道理と思う。Adobeとしてみれば、タブレットでソフトを売りたいので、こういうペンの普及が必要と考えているはずで、このペンが発売される頃には、AppleGoogleと共同して、ドライバを提供していると思う。なぜなら、こういうペンがないとタブレットでグラフィックソフトが販売できないから(定規の方は、まっすぐに線を描かなくても、補正してくれるそうだ)

これで、また一歩、紙でできる事をタブレットを獲得した。あとは、もうちょっとタブレットが軽くなってくれれば言うことなしだ。実際にどう描けるのか試してみたい。ペン先が丸いので文字を書くときどうなのかとか、レスポンスはどうなのかとか、見てみたい。こういうペンがあると、反応スピードが早いIGZO液晶を使ったタブレットがほしいと思う。自分的には、メモソフトが欲しい。あとMigtyの図面をみてみるとUSBコネクターが見られないので、無線充電方式ではないかと思う。Retinaクラスの高解像度な液晶が欲しくなるペンだ。コレで紙の上でできる事はほぼ全部出来るようになった。あとはタブレットが軽くなって、情報の配布、転送が直感的にできるインターフェースと無線技術があれば完璧だ。(このデモ動画では、クリエイティブクラウドを使えば、そういうことが出来るようなデモもあるようだが、あれは月額5000円の高価なサービスなので、あまりに魅力的に映らない)

こういうペンなど紙でできる事がタブレットでできる事が何を意味するか、それは、紙で行われているあらゆることが電子化し、そして、それで作られる情報も全て電子データになるので、情報の伝達に物理的な要素が少なくなり、サーバがあればいいということになる。そうなれば高層ビルはいらない。都市はクラウドにあればいい、そういう時代になっていくだろう。