5月5日のLOVE デモ（第2回）に行ってきた。このデモは、愛というテーマのもとに、改憲、原発、TPPに愛はあるのか？という視点で、主張するデモ、愛という視点で見れば、基本的人権を制限できる自民党改憲案が正しいとはいえないし、放射能で人を蝕む原発だってもちろんダメ、皆をこき使って貧乏にして苦しめるTPPだってダメという事になる。しかし、それをダメという否定形ではなく、そこに愛はあるのか？という疑問を呈することから始まるのがこのデモの趣旨 （YouTubeで高解像度で見ると、皆の表情が見える）
- ビートルズの愛こそはすべてをベースにデモが行われているのでタイトル名は、レコードのA面、B面になぞらえている。
- LOVE DEMO Vol2 (vivid color version) - side A
- 今回の参加者は３３０人、前回の第１回の倍だという。
- LOVE DEMO Vol2 (vivid color version) - side B
- 「戦争に愛はありますか？ TPPに愛はありますか？」LOVEデモ 第2回 （59秒）
自分は、このデモの1回目は寒い時期だったので行かなかったのだが、（自分、風邪ひくと長引くので）暖かくなったので２回目は行こうと思い、デジカメ持っていった。画質を出来るだけ上げようと、マニュアルで設定を調整して撮影した。ファインダー越しに思ったのは、普段、デモを撮影すると、警察官は基本的にいかつい顔をしているのだが、このLOVEデモだけは、笑っているのが印象的だった。もっと言うと、基本的にLOVEデモは、デモには珍しく女性が多いのだが、男と女で半々くらい。その中で、おっさんの笑っている顔がまぶしいという変なデモだった。（普段笑わない人が笑うと、目立つのだ）なんて言うか他のデモは、闘争心むき出しだが、このデモの雰囲気は、全然違っていて、闘争心ゼロ、ポジティブ、明るいのである。お天気がいいのも手伝って、とても明るい。みんな笑顔で笑っている。
その笑顔が未来に通じるものがあると感じた。その、なんて言うか、その笑顔から皆が楽観的になって未来に踏み出そうという勇気が出てくる。LOVEデモは、そんなデモだった。参加するまでは、そんなことは考えなかったのだ。当初は、愛という切り口であれば、TPP、改憲、原発、全てに対して効果的に抗議できるくらいにしか考えていなかったのだが、参加してみると、その明るさが世の中を変える力になると感じた。なんて言うかその、「足りなかったのは愛なんだな」と感じた。ある種、漠然とした愛と言うよりも、人のこと思う気持ち、思いやりというか、そういう優しい気持ち、それがないために多くのものを失いかけている今の日本。このデモで思ったことは、愛というのは勇気をくれるという事だった。今の日本に最も足りないのは、能力や金でもない、それを人のために活用する勇気なのだ。そう思う。そして、愛は、その足りない勇気を人に与えてくれる。
主催者のえみむめもさんのTwitter
https://twitter.com/emi_mumemo
