1.ヒトーヒト感染が疑われる事例が見つかる
- 国立感染症研究所のH7N9型ウィルス速報 5月2日報告(下の方に書かれている)
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- 引用
- 限定的なヒトーヒト感染が起こっている可能性があることから、国内に入国した感染者から家族内などで二次感染が起こりえることを考慮する。(中国で家族内感染とみられる感染例が見られたため)
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- 週刊実話:ヒト→ヒト感染本格化 GW明けが恐いH7N9鳥インフル“再変異”で拡散
- http://npn.co.jp/article/detail/73717373/
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- 『鳥インフル速報①』坂東忠信 AJER2013.4.29(1)
- 日本のマスコミでは報道されない中国でのH7N9型ウィルスの実状が語られている。
- 情報源:http://arkyuasa.blogspot.jp/(H7N9型は、このブログが詳しい)
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- 毎日新聞:<鳥インフル>4歳児、父から感染か 「家庭内」疑い3例目 2013.4.29
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130429-00000029-mai-int
- 引用
- 家族内で複数の感染者が出たケースについて、中国疾病対策センターは「限定的なヒトからヒトへの感染」の可能性があることは認めている。ただ、現状では感染者が数百、数千人単位で増えているわけではなく、パンデミック(大流行)につながる予兆はない。一方で、同センターなどの専門家を率いる李蘭娟(り・らんえん)氏は26日、「変異が起きてヒトからヒトへの感染を容易にする可能性がある」との見方を示し、ウイルスの遺伝子の変異によって感染が拡大することに警戒感を示した。
- この鳥インフルエンザの治療について、広東省疾病予防抑制センターH7N9鳥インフルエンザ専門家グループの鍾南山グループ長は「発病から5日以内のタミフル服用で重症化を著しく減らす事ができる」との考えを示した。(通常タミフルなどの抗ウィルス薬は48時間以内に投与しないと効果がないと言われている。それが、この報告では120時間以内(5日以内)で重傷者を防ぐことが出来たという事は、H7N9型の増殖スピードは、通常のインフルエンザよりも2.5倍遅い可能性がある。しかし、それ故に発見が遅れ、大流行という可能性も捨てきれない)
- 新華社:発病から5日以内のタミフル使用で効果 H7N9鳥インフル
- http://jp.xinhuanet.com/2013-05/03/c_132356340.htm
- 新華社通信:中国政府の国営通信社(WIkipedia:新華社)
2.H7N9型ウィルスの特徴
NHK:H7N9型 ウイルスの特徴は(2013.4.30)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130430/k10014284891000.html
- ウィルスの性質
- 国立感染症研究所が4人の患者から摘出されたH7N9型ウィルスの遺伝子を解析した所...
- ・ヒトの鼻やノドに感染しやすくなっている
- ・タミフル、リレンザなど4種類の抗ウィルス薬はいずれも効果がありそう。
- 患者の傾向
- ・4月30日昼までで128人が感染、内、65歳以上が41%
- 死亡者24名、内半数の12名が65歳以上、高齢者で重傷者が多い。
- 感染経路
- ・ウィルスの毒性は低く感染しても見分けがつきにくい
- 毒性が低く感染した鳥が死なないので見分けがつけにくい。よって鳥の間で大規模に感染している恐れがある。
- 症状(http://allabout.co.jp/gm/gc/414852/)
- ・高熱、咳、息切れ、鼻水で、重症の肺炎を起こしやすい
- 肺炎が重症化するために、死亡例が出ていると推察される。
- 水際対策
- ・中国から帰国後10日以内に38℃以上の熱が出た場合、保健所に連絡するように求める
- 鳥インフルエンザが疑わしい場合は、病院に行ってはいけません、感染者を増やしてしまうリスクがあります。最寄りの保健所へ連絡(全国保健所一覧(場所とFAX/電話番号))
3.感染症法(入院勧告や就業制限ができる)
- 新型インフルで行動計画 H7N9型を感染症法上の「指定感染症」に
- ・強制入院:感染疑いの段階で健康診断を受けさせ、入院させることができる
- ・就業制限:接客、食品加工など感染拡大の可能性が高い仕事は、休業指示も可能。
- ・罰則:従わない場合、罰則を科すこともできる。
- ・期間:指定は原則1年間。必要に応じ1年間延長することができる。
- ・検疫:海外からのウイルス持ち込みを防ぐため、検疫法の政令も改正
- 空港で強制的に検査:H7N9型に感染した疑いがある海外からの入国者に対して、検疫所での診察や検査を実施できる「検疫感染症」に指定することも了承
4.感染症予防対策
- オススメサイト リスク対策.com:新型インフルエンザの国内発生に備えて
- http://risktaisaku.com/sys/news/?p=000479
- 1.人混みは避ける(これ重要)
- 2.マスクの着用(大きな飛沫なら通常のマスクでも防げるが、ウィルス自体は防げない)
- マスクの選び方(QLife Pro:インフルエンザの予防とマスク)
- ・顔にしっかりフィットしないと意味がない
- ・使い捨てタイプ(ディスポーザブル)も形がNGなら効果半減
- ・マスクのみに頼らず、予防注射と健康管理全般で
- 3.帰ってきたら手を洗う、うがいをする。
- 石鹸を使うとウィルスは死ぬ(界面活性剤で死ぬ)
- 4.タオルを共有しない
- 5.ハト、鶏など鳥類には接触しない
- ・加熱すればウィルスは死ぬのでよく鶏肉などを食べるときはよく加熱
- 調理後は手洗いなど消毒を徹底
- ・日本でのニワトリなどの情報に注意する
- ・死んだ野鳥や元気のない鳥には近づかない
- ・中国からの生きた鳥を扱わない
- 6.中国旅行を可能なら控える(http://allabout.co.jp/gm/gc/414852/)
- ・中国から帰国する時には、発熱、咳などに注意する。日本への持ち込みをなくすために検疫所でしっかりと体調を伝える(自分の治療にもなります)中国から帰国して10日以内に38℃以上の発熱の症状があったら、病院ではなく最寄りの保健所へ連絡(全国保健所一覧(場所とFAX/電話番号))
- 7.加湿器などを使いウィルスの飛散を防ぐ Dr.キヨマスのお悩み相談:医師の方のウィルス関連の情報がある
- ダイキン:冬の暖房編
- 湿度が40%以下だとウィルスを含んだ飛沫が飛散しやすくなり、それを吸い込んで感染しやすくなります。逆に湿度が40%以上だと床に落ちて時間(ウィルスによって生存期間が違う)が経つと死にます。もともと、生きた細胞の中に入らないと生きらられないものなので。
- 洗濯物を室内で干すなどしても加湿は可能
まとめ
- 限定的ながらヒトーヒト感染が始まったとみられることから、感染症予防対策を徹底する段階に入ったといえる。今回のH7N9型ウィルスは、毒性は低いとされているが中国での死亡例24人中半数の12人が65歳以上と、高齢者に症状が悪化する傾向が見られる。肺炎が悪化して死亡する傾向があり、免疫がないことによる症状の悪化、肺炎、死亡という感じのようだ。しかし、5日以内に抗ウィルス薬を投与すれば重症化が防げるとのことこから、適切な対処をすれば、抑え込めるものとみられる。ただし、ウィルスは常に変異するので、感染症の情報は常に警戒しておくことが大切。感染予防としては鳥やハトなど鳥類の糞や鳥類そのものへの接触は避けること、人混みは避け、マスクをし、帰ってきたら石鹸で手を洗いうがいをするという基本的な感染症対策を徹底すること。食品は、現在では国内に入ってきていないため、問題ないと考えられるものの、中国から入ってきた生の鶏肉などは、注意する必要がある。万が一、日本の鶏に感染する可能性も考えて鳥肉や卵は加熱して調理する事も必要かもしれない。今回のウィルスは毒性が低く感染した鳥が死なない為、国内の鳥に感染しても発見が遅れる可能性がある。よって、鳥肉や卵などは加熱して調理する。部屋は湿度を40%以上にし、ウィルスの飛散を防ぐ。万が一ウィルスが入ってきていても、湿度が高ければ、吸い込むこともなく床に落ち、数十時間でウィルス(ウィルスによって生存時間は違う)で死ぬ。
- マスク:ウィルス予防、火山灰、放射性物質の防護(サージカルタイプ:医療用)
- レビューによると超立体マスクは、息がしやすいそうです。ただ鼻の所は隙間ができてしまうとのこと
- 左から医療用3M 30枚、超立体:通常版100枚、超立体:通常版30枚
- 加湿機能付き空気清浄機(加湿でウィルスの飛散を防ぎます)他は、温度、湿度計