SKY NOTE

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TPPとイギリス植民地時代の清王朝

安倍総理が今日、TPPの交渉参加表明の是非を発表するという内容の報道がされた。それが本当かどうかは分からないのだが、もし、参加表明をしてしまったら、日本は自国の法律をISDS条項による国際訴訟で切り崩されることにより、事実上の植民地となってしまう。そう考えると、イギリス統治時代の清王朝の事を思い出した。

ISDS条項について、孫崎 享氏(元外交官)が解説している。TPPに入れば、ISDS条項によって日本の主権がなくなると言っている。

中国は1840年アヘン戦争以来、つい最近まで、経済的には苦汁をなめてきた。それほど植民地支配というのは国を長きにわたって蝕む。

    • 植民地となった清國というパイを列強が切り分けるという風刺画
    • 列強の中には、日本もある。

TPPは、ともすれば、このような状況に日本がなってしまうことを意味する。そうやって弱体化した国を周辺国が、この風刺画のように切り刻んで分割統治するなんてことにもなりかねないのが植民地支配の現実である。中国の場合、こういった支配状況が解消されるのには、第二次世界大戦終決(1945年)まで待たなければいけなかった。アヘン戦争から105年である。もっと言えば、植民地支配を解消するきっかけというのは、大抵、戦争などが起こって支配国が弱体化した時なのである。インドが独立出来たのもイギリスが第二次世界大戦で弱体化したから、ガンジーが独立を勝ち得たわけで、再び独立するためには、戦争という最悪のプロセスで独立が出来るというパターンが多い。しかし、近代兵器で戦争をすると非常に悲惨なことになるので、独立はとにかく守れる時には守ったほうがいいものなのだ。そう言う意味で、TPPには、このブログでは何度も言っているが、入らないのが正しいのである。報道では、今日の午後、安倍総理がTPPの交渉参加の是非について表明するという事だから、固唾を飲んで、どういうことになるか見定めたいと思っている。