SKY NOTE

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Apple、iBook storeで日本語有料書籍が販売開始

ようやく、AppleiTunes Storeで日本語書籍を販売するようになった。長い道のりだった。書籍価格は紙の本と同額であるが、不便な紙の本を使わなくていいのは、朗報だ。

 アップル、日本向けに電子書籍の販売を開始--iOSアプリ「iBooks」で
 http://japan.cnet.com/news/service/35029112/

iBookstoreの品揃え 

  • 角川 講談社 集英社 幻冬舎 PHP研究所 光文社 朝日新聞出版 
  • 品揃えは、画像を見ると分かるが、角川やジャンプコミックスなどが揃っている。コミックを読んでみると、サンプル版がダウンロードできて、序盤の20ページ位(作品によって違う)が読めるようになっていて、立ち読みができる。モノクロ版とカラー版(100円増し)があり、購入できる。ちなみにカラー版は、モノクロ原稿の下からPhotoShopでカラーを入れたような画質で、DEATH NOTEのカラー版読んでみたが、自分はモノクロ版のほうが人の表情のコントラストがあり迫力があって好みである。カラーになるとなぜか絵が可愛くなるのが不思議だ。コミックを読むときには、縦表示ではなくて横表示にしている。現行のiBooksでは、なぜか片開きでは、他のページが写ってしまいなんだか読みにくいので、見開き表示を選んでいる。表示が小さくて若干、絵に迫力がなくなるが読めないという程ではなく、サイズは文庫本サイズといった所。画質は上々。設定で本の真ん中にノドの影が入れられるようにしてくれると趣があって良い。平面だと味気ない。あとは、ページを捲るときに音の有無を設定可能にしてほしい。(探しても設定画面がみつからないので、最近のAppleGUIの考え方に違和感を感じる。デザイン重視で利便性を無視している感がある)

iBooks 3.1の使い勝手

  • iBooks 3.1をダウンロード
  • https://itunes.apple.com/jp/app/ibooks/id364709193?mt=8
  • iBooks 3.1は、ページを捲る時間が早くなったようだ、なんとなくページめくりに趣がなくなり、ない方がマシになってしまった。設定でページアニメーションの速度をいじれるようにしてほしい。標準、高速、なし みたいな感じで。あと、ニコニコ静画ほどではないが、よく落ちる。これは自分のiPadが初号機で256MBしかメモリがないからだと思うので、新しいモデルの人の場合、そうではないかもしれない。ちなみに各世代ごとの搭載メモリは、iPad1(256MB)、iPad2(512MB)、iPad3/4(1GB)画質はRetinaディスプレイに合わせていると思うので、結構大きな画像を使い、その結果、メモリが足りなくなっているのだと思われる。大抵画像が明るい時には、画面をタッチすると上にGUIが現れて太陽のマークが出てくるので、それを押せば、輝度調整スライダーが現れる。これで最適な明るさに設定できる。若干暗めのほうが読みやすい。あと、iBooksに設定画面が見つからないのでわからないが、MacやPC内部の電子書籍にもワイヤレスでアクセス出来るようにしてほしい。家のiPadはもう容量に余裕が無いので、そういう工夫をきちんと実装して欲しかったと思う。

電子書籍のメリット・デメリット

メリット

 1.好きな本を読むのに、本棚まで行かなくていい

  • 紙の本は好きな本を読むためには、本棚まで行かなければいけない。しかし、iPadでは、タッチパネルで本棚画面を開き選ぶだけ。これは、テレビで言えば、リモコンがなくて、本体まで行かなければいけないのに等しい不便さである。ただし、私のiPadは、初号機なのでメインメモリが256MBしかなく、よくiBooks 3.1が落ちる。だが、ニコニコ静画程ではないので、一応使える。

 2.ページをめくるのもワンタッチ

  • ページをめくるのも結構手間がかかるのが紙の本、それがワンタッチ

 3.紙を押さえていなくていい

  • 紙でできた書籍は、ページが跳ねるので読者は常にページを抑えておく必要があり、読むのに肩がこった。これは寝転がって読む私には大変不便だった。しかし、iPadを使うとiPadを立てかけておくだけで読める。便利である。

 4.暗い部屋でも読める。

  • 暗い部屋でも液晶画面なので照明なしで読める。これはエコである。

 5.画質が安定している。

  • 紙の本は反射光を利用しているため、照明によって反射の度合いが変化し、また、紙面の形も曲面なので反射の仕方が曲面の頂点は明るく、曲面の側面は暗いので、画質が均一性がなく、照明条件によっては悪く読みにくかったが、iPadであれば、輝度調整で、均一な画質が手に入る。

 6.物理的な本棚が要らない

  • 巻数の多いコミックなどを買うとすぐに本棚がいっぱいになってしまうが、電子コミックなので、それはない。問題はiPadの容量となる。

デメリット

 1.iPadが重い(本を沢山持って行くより軽い)

  • iPadが重いが、紙の本は沢山もっていくよりかは、はるかに軽い。読むときに重いので何かに立てかける必要がある。立てかけて読むときに便利なようにスタンドを内蔵するか、無線リモコンが欲しい。

まとめ

  • ついにAppleの正式サービスで日本語の有料書籍が読めるようになり、この市場がメジャーになる土台が揃ったといえる。iBooksの出来は、中途半端でカスタマイズ性がないように感じる。要改善という内容。iBookstoreは、巻数の多い古い名作コミックなどを売って欲しい。また、カテゴリ欄にまだコミックがなく、また、コミックもサブカテゴリがなく探しにくい。あって当たり前の機能がないので、ハッキリ言って出来はマズイ。
  • 今後の展望は、電子書籍は、出版社を通さなくても本が売れるので、インディーズ作家が増えて、いろいろな作品が読めるようになってほしい。どうしても、出版社を通すと品質が安定するが、内容が保守的になっているような感がある。斬新な作品で読者を楽しませてほしい。ジャンルにインディーズとあって、サブカテゴリでコミック、小説などが選べて、さらにもうひとつカテゴリがあって、Amazonのように書評などが表示されてるようだといい感じになるが、現状では、そういうものがまるで整備されていないので((´・ω・`)ガッカリ…)といった所。サービス開始までに時間がたっぷりあったのだから、やっておいて欲しかった。