SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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正しい批判が出来ないから失敗する日本

日本は、正しい批判ができていないから、問題を解決できず、失敗していると思う。それを料理の下手な人に例えたい。料理の下手な人というのは、大抵、道具のせいにする。焦げ付くのは、フライパンが悪いとか、切れないのは包丁が悪いとか言う。でも、これら皆、扱い方が下手くそなだけ、そして、本来、治すべき自分を批判せず、道具などの自分以外のものを批判している。それがダメなのだ。

例えば、焦げ付くのはフライパンのせいだという人がいると、それは火加減の調整や油のひき方が悪いからである。包丁が切れないというのは、包丁をきちんと研ぐなどメンテナンスを疎かにしているか、切り方が下手くそなだけである。つまり、批判の対象が間違っていて失敗しているのだ。

今回、Twitterでつぶやいてもダメだという人がいても、それは、相変わらず、間違っていると言えなくもない。というのは、アラブの春ではエジプトの人たちはTwitterを上手に使って成功した。つまり、Twitter自体の道具としてのポテンシャルは実績としてあるわけだ。だから、Twitterという道具がダメなのではなく、使い方が下手なだけである。つまり、批判の対象が間違っているのだ。問題はTwitterの使い方であってTwitterそのものではないのである。

日本で問題なのは、批判が短絡的であるが故に、上手に使えば、状況が好転するのに、料理の下手な人と同じで、それを自分以外の道具や制度のせいにし、己の失敗に批判が及んでいないことが問題なのだ。例えば、民主主義もそうだ。政治が悪いのは、政治家のせいか?実際は、その政治家を選んだ私達の失敗、または、御用マスコミを疑いもせずに信じた私たちの失敗であるのだ。もし、正しい批判を受け止めていたのならば、正しい政治家を選ぶにはどうしたら良いかということになり、それをするには、正しい情報が必要だということになって、御用マスコミは読まない事が状況を好転させると考えるはず、でも、そうならないのは、正しい批判をしていないからである。本来は、そのマスコミのいう事を聞いて失敗したのならば、その新聞をやめる事が上策なのに、それを日本はダメ、日本人はダメという大雑把な理屈で責任転嫁して、本当の問題を解決しない点に日本の病巣は有る。

Twitterの使い方でもそうなのだ。Twiitterは道具であり、その使い方次第によっては、状況を好転させる強力なツールになり得ることは、他国での実績で証明されている。ただ、中東と違ってアルジャジーラのような気骨の有る放送局のない日本では、工夫が必要になってくる。重要なのは、その部分なのである。そこを補完すれば、成功する可能性があるのだ。問題となっていることを正確に特定し、それを改善するために行動すること、それが問題解決の基本である。そのためには、正しい批判が必要。日本は、その正しい批判が大雑把で短絡的で無責任な批判に埋没していることが問題なのだ。料理が下手な人が焦げ付くのは、フライパンのせいだと言っているのと同じ様にね。(笑)