SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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根拠のある否定が、説得力のある批判となる

最近、放射能の問題について、うまく説明できたことがあった。それは、こういうものである。まず、ネガティブキャンペーンを避け、客観的な問題点にフォーカスした説明とした。

例えば、行政の観測点が、地上18mの数値であり、その高さだと放射線の種類によっては届かないものが出てきて、数値が少なめになるということ、まるで、鳥の被曝量を図っているようなものだといえる。本来、測るべきは、地上1メートルくらいが適切なのに、そう言う計測の仕方をしていない、なので行政の数値は、そうではないところが計測した数値よりも1/2〜1/3であり、信用できない。実際は、東京近郊で1平方メートルあたり、3〜4万ベクレルはざらにあると言ったら、納得してもらえた。

つまり、筋道だって、きちんと順序立てて説明すれば、分かってもらえるのだ。そこを安易に行政や政府批判をしているだけだと、反対屋だと思われてしまう。ちゃんとした論理で、きちんと説明すれば分かってもらえる。数値が問題だと単に言うよりも、数値がどうしてそう言う数値になってしまうかという理由を添えて説明されると、なるほどということになる。つまり、ただ否定するだけでなく、その否定の理由がきちんとしていると、納得してもらえるのだ。

否定に十分な根拠が無いと、それは感情論と受け取られてしまう。だから、根拠の有る否定が説得力のある批判となるのだ。揚げ足取りではなく、それが正当な批判、妥当な批判であれば良い。そう言う意味では、正当な説明であれば有るほど、納得してもらえるといってもいい。疑問の隙が生まれるような根拠の乏しい説明だと疑われる。それがどんなに正しくても。正しければ正しいのではなくて、それがどのように正しいのか説明することが大事なのだ。根拠の正統性が相手に理解されると、納得してもらえるのだ。