AmazonがKindleに誰でも出版できるサービス、kindle ダイレクトパブリッシングの日本版を発表した。コレは、既にアメリカでは実施されているもので、誰もがAmazonに自分の本を出品でき、販売できるというサービスである。10月25日から開始だから、昨日から既にサービスが始まっている。
“Kindle本”自費出版「Kindleダイレクト・パブリッシング」日本版スタート
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1210/25/news065.html
世界のKindleStoreに自分の書いた本を出品でき、基本的に売上の35%を受け取れる。制限付きながら70%受け取れるオプションもあるが、その場合、本が販売される地域が限定されたり、ファイルサイズ毎に設定された「通信コスト」が売上から控除されるという。つまり、(売上−通信費)×70%ということのようだ。
Amazonにログインし、以下の項目を登録
・会社(出版社)情報(個人の場合は、個人名だと思う)
・ロイヤリティ支払い先の銀行口座
・ロイヤリティ条件
・35%:売上×35%(販売地域の制限なし)
・70%:(売上-通信費)×70%(販売地域が限定)
・通信費は、ファイルサイズ毎に指定されている。
本の情報の登録
・出版したい本のタイトル
・表紙画像
・価格(円、米ドル、ポンド、ユーロで設定可能)
・DRMの有無
・販売地域
・電子書籍データ(HTML/ePub/XMDF)をアップロード(Wordも試験的にサポート)
→Kindleのフォーマットに変換
→Kindleストアで販売できる
・出版は無料
Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシングへようこそ
https://kdp.amazon.co.jp/self-publishing/signin
このダイレクトパブリッシングによって、既存マスコミとは別のジャーナリズムが確立されることを望みたい。現在のウェブはリアルタイム情報には向いているが、それをライブラリ化し、解説し、まとめる点には、いささか散文的という欠点があるが、このダイレクトパブリッシングで、既存マスコミのヒエラルキーに属さず、記者が自由に書ける雑誌があれば、それがタブレットを介して、人々の間に広がって行く、アマゾンは、そう言う出版販売の中で、いまや最大手といえるべき存在なので、そこが自由出版が可能になった事で、ダイレクトパブリッシングは、そういう自由な時代の始まりだと自分は思う。少部数でマイナーだけど、いい内容の雑誌はあるので、そういう雑誌がこのダイレクトパブリッシングに入ってきて欲しいと感じる。
この雑誌は、写真がスゴイので、ダイレクトパブリッシングに入ってきてほしい。こういう雑誌こそ真のジャーナリズムだと思う。Amazonで800円くらいで売ってる。