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Apple iPad miniを発表(2010.10.24)

2012年10月23日のアップルのスペシャルイベントをみた。目玉はiPad miniで、重さ308gのiPad。そこでiPad miniのスペックから見て感想を書いてみたい。
 
 engadget:アマゾン Kindle Fire HDiPad miniNexus 7 詳細スペック比較
 http://japanese.engadget.com/2012/10/25/kindle-fire-hd-ipad-mini-nexus-7/

iPad mini

  • 片手で手軽に持てるiPadというのが、その特徴である。性能はiPod Touch 5と同じなので、動作レスポンスは、それと同様だと推測できる。Safariがサクサク動き、カメラは綺麗に撮れる。では、iPadの利用経験を元にそれぞれの利用シーンに合わせて考えてみたい。
  • 本、ドキュメント:マンガやPDFを片手で読める手軽さ
    • 紙メディアを読むとき、4:3のアスペクト比が最適であることが分かる。しかし、iPadを使った経験から言うと、初代iPadは680gと重いので両手で持つ事が多く、片手で常時持つような重さではない。その点、iPad miniの308g(WiFiモデル)の重さは、ちょっとした雑誌程度の重さであり、片手で持つ事ができる。解像度も、1024×768だとルビなどの小さな文字などは潰れるが、大抵の文字は読める水準である。自分がRetina iPadが欲しいのは、解像度が上がると文字がシャープになって読みやすくなるからなのだが、今の解像度でも内容を読むには十分な解像度である。iPad miniの形やサイズ、重さは、片手で持てる最大サイズの画面を今の技術で作ったら、こうなりましたというものである。最近は16:10の動画に適したアスペクト比がもてはやされているが、これの問題は、モバイル機器の記憶容量の少なさが、動画などを大量に保有するのには向いていないことだ。そうなるとタブレットは、出版メディアやドキュメントや手帳のようなニーズに用いることが多くなる。iPad miniは、そういうニーズに合致したサイズ、形、重さなのである。例えば、キッチンでレシピを確認するとき、iPadの重さと大きさだとキッチンに持って行くには躊躇することがある。しかし、iPad miniの軽さとサイズならば持ち歩きやすいし、狭いキッチンでもスペースを取らずにおける。このように片手メディアとして最大の画面というのがこの製品のコンセプトだと思う。最近はニコニコ静画など、漫画などが立ち読みができて、販売されるようになってきた。昨日(10月24日)の午後3:00からサービス開始というから、見てみるといいだろう。(まずはテキトーにメジャーなジャンプコミックスから...)
    • 漫画が片手で読めるというのは便利だ。ちょうどコミックのサイズと同じくらいというのもいい。厚さが7.2mmというのもいいのだ。タブレット本のいいところは、紙の本のようにページが跳ねないので抑えなくてもいい事、ページをめくる作業がワンタッチなことである。暗いところでも読めるし、はっきり言って紙の本よりも便利だ。ドキュメントスキャナーがあれば、保有しているコミックを全て電子本にしたいくらいである。私は紙には全然愛着などない。古くてかさ張るだけである。昔、iPodで好きな音楽が、好きなときに聞けるようになった様に、今度はiPad miniで好きなコミックが好きな時に読めるようになるだろう。(iPadでも読めるが片手で持てない、好きなときに気軽にコミックを読むという感じではない)しかし、好きなコミックを好きな時に読めるようにするためには、最低32GBは必要だと思う。(大抵、アプリで10GBくらい軽く使ってしまうし、所蔵するコミックの量次第なんだが...)
  • Safari(インターネット)
    • iPod Touchとディスプレイ解像度もプロセッサも大体、同じなので、基本的にSafariの表示もサクサクと表示できる筈だ。スクロールもHTMLの表示もストレスなく使えるだろう。画面の大きさが文字の大きさになるが、小さい文字が読めない人には辛いだろうがスマートフォンに慣れている人ならば、大丈夫だろう。目の悪い人は、重さを我慢してRetinaiPad 4を買うべきだと思う。もし問題があれば拡大すればいいのだが、頻繁に拡大するのも面倒なので、画面は大きい方がいい。しかし、iPad miniは、片手で持てるので、もう片方の手で拡大表示をすればいいという所もあるので、片手で持てるというのは優れたアドバンテージといえる。これはNexus 7でも同様であるが、あちらは340gと1割ほど重く、画面も横に(面積的に)狭く、若干バランスが悪い。その点は、アップルもスペシャルイベントで指摘していた。さらに7.2mm(Nexus 7は10.45mm)と薄い、横幅が狭いと相対的に横書きの文章の行が狭くなり、画面上の文字が小さくなって読みにくくなる。製品の利用シーンに合わせたバランスというのは重要である。Nexus 7には、その考慮が足りない部分が散見されるので、あまり考えないで作ったのだと思う。こういうことは使い勝手に影響するので重要だ。
  • カメラ:使える5メガピクセルのデジカメがついているが光学ズームはない
    • iPod Toucnの画面のでかいやつと考えればいいので、そのように考えると、ディスプレイのでっかいデジカメとして使えるだろう。露出補正は優先する領域をタッチパネルで簡単に指定でき、その状況が大きな画面で確認できるのは便利かもしれない。片手で持てる重さなので辛うじてデジカメとしても一応使えるものとなっている。さすがにポケットには入らないが、バッグの小さなポケットには入る大きさと重さであるから、バッグから取り出してデジカメライクに使えるだろう。画質は多分、iPod Touchと同じだろう。同じ部品を使っているものと思われる。よって、iPod Touchの撮影サンプルを見れば、その実力がわかるだろう。サンプルを見ると使えるデジカメが入っているといえる。しかし、タブレット内蔵のものなので、光学ズームはない。動画はフルHDまで撮影でき、手ぶれ補正があるが、静止画には手ぶれ補正はないという。フラッシュはついている。
    • アップルのカメラ機能のいいところは、操作が簡単なこと、タッチパネルの反応も良くなっていて、パノラマ写真も、HDR補正も、露出補正も、分かりやすいGUIで示してあるから、すぐに使えるようになるだろう。そして、撮った写真のライブラリの確認も大きな画面で確認でき、要らない写真の選別も家に帰ってPCでやる必要もなく、その場で出来るだろう。画面が大きいのでコンデジとは別の使い勝手があるから、そういう意味で便利に使える。バッテリーも余裕があるから、長時間の動画撮影も出来るだろう。(コンデジでは長時間撮影はバッテリーが切れる、しかし、iPad miniも記憶容量次第だが...)ズームなどが必要なシーンはWiFiに対応したコンデジなどと連携して使えば、ライブラリ整理などにiPad miniが一役買うはずだ。この点で片手で持てるのは嬉しい。というのは、どうしても今のiPadだと重くて両手が塞がってしまう為、こういう連携作業がやりにくい。しかし、iPad miniであれば、片手にiPad mini、もう片方にデジカメを持って使える。軽いというのは並列作業に便利である。これはNexus 7でも同様だ。
  • 音楽再生
    • 自分は音楽再生にiPadは使わない。音楽を聞くとき、まず最初にするのが好きな曲を選ぶ作業であるが、iPad(初代)は、重くて外出先では、使わない。(ワイヤレスヘッドセットがあると使うかもしれないが、それでも好きな曲を選ぶには、でっかい本体を取り出す必要があり、不便だ)こういうのはiPod Touchなどスマートフォンサイズのものが向いている。また家の中だとPCの外付けスピーカーで聞くので、結果として、音楽再生には使わないのだ。iPad miniは、その点が微妙なサイズである。片手で持てる重さとサイズなので、一応音楽再生にも使えるが音楽にはスマートフォンに一日の長があるといえる。
  • 手帳機能
    • iPad miniで最も適しているのが、この手帳機能であろう。片手で持てるし、色々と手帳に適した要素を持っている。リマインダーを使えば、予定の時間にアラームを鳴らしてくれるし、カレンダーでスケジュール確認、休みたい時にTimer(フリーウェア)というアプリを使えば、ダイアル操作で30分後とアラームを鳴らすとか出来る。ただし、タイマー設定をしていても、ボリュームがゼロだと音がでないので注意が必要だ。結構ボリュームをゼロにする機会が多いので、そのことはよく確認しておこう。(iPadではデカすぎて取り出しにくく、iPhoneでは小さすぎて閲覧性が低い)あと、ちょっとでかいがボイスメモとか、天気の確認などに使う。メモや電卓にも使う。メールの確認も比較的大きな画面で見れるのはいいかも知れない。
  • 地図機能
    • アップルの新しい地図は使ったことはないので知らないが相当デキが悪いそうなので、以下の裏技でグーグルマップを暫定的に使うなどして凌ぐしかないだろう。
    • はっきり言って地図機能に関しては、iPad WiFiの挙動を説明するくらいしか出来ない。(電子コンパスなどのハードウェア仕様が同じだから)基本的にiOS 5以前のGoogle製マップでは、ネットに繋がっていなくてもキャッシュで地図情報が保持されるので、行く場所を予め読みだして必要な縮尺の地図を表示しておけば、都市部では比較的正確に現在位置がWiFiによる位置検知機能が使え、方角も電子コンパスで把握できるので、地図としてのハードウェアとしての性能は不完全ながらも有しているといえた。問題は、ネットに繋がっていないと新たな地図情報が取得できなかったり、iOS6以降の出来の悪い地図サービスにある。この点は現状のiOS機器全般にわたって欠点といえる。他の地図サービスもあるが、やはり圧倒的にGoogle Mapsが使いやすかったので、この点はマイナスである。片手で持てるiPad miniが便利に使える領域であるのに、サービスが、それに追いついていないのは残念である。他の地図サービスは以下のページにのっている。
  • リモート
    • PC内のiTunes無線LAN経由でリモコン操作するのに使う。PC上でiTunesが動いていないとダメだが、iPadは重すぎてリモコンには向いていないが、iPad miniならば、片手で持ち、もう片方の手で好きな音楽や映像を選ぶことが出来るだろう。iPod Touchよりも画面が大きいので閲覧性はいい。なにより片手で持てるのがいい。
  • ツイッター
    • 自分はツイッターをよく見るのだが、iPadは重いので何かに立てかけるか、机において読むことが多い。だがiPad miniの重さと薄さであれば、片手で持って手軽に読むなんてスタイルも可能だろう。とにかくiPad miniは308gの「手軽さ」が強みなのだ。

...とこのようにiPad miniについて書いてみた。とにかく、その重さと薄さから片手で持てる最大の画面を持ったメディアとして考えると分かりやすい。片手で持てるメリットがiPadとは別の使い勝手を生むことだろう。また、スマートフォンとは、画面の大きさで差別化が出来る。それを高い完成度で実現した(地図以外は...)のがiPad miniと言える。問題は512MBのメモリ、1GBは欲しかった。メモリが少ないと複数のアプリを立ち上げると遅くなる。メモリを空けるために頻繁にアプリを終了させるのは面倒である。値段は16GBで28800円(32GB:36800円 64GB:44800円)と他の低価格タブレットと比べて割高だが、実際に触ってみると、1cm(Nexus 7)と7mm(iPad mini)の違いは、結構、持った感じが違ってくると思う。自分だったらiPad miniを買う。理由はアスペクト比、重さなどのバランスの良さ、iPod Touchで分かっている軽快な操作感覚(GUIの品質も含む)カメラ機能の性能など、総合的な性能から考慮して、道具として使えるやつを選ぶ。そして、32GB以上のものを選ぶ16GBでも使えないことはないが、今後、コンテンツが充実するに従って16GBでは確実に足りなくなることが分かっているからだ。発売は11月2日からAppleStoreで10月26日から予約受付開始。

 7.9インチ「iPad mini」—価格2万8800円で11月2日午前8時発売
 http://ascii.jp/elem/000/000/738/738574/

 Apple Store:iPad
 http://store.apple.com/jp/browse/home/shop_ipad

  • 自分がほしいけど買えないものをリストアップしてみた。S110は、WiFi対応の高画質なデジカメ、ドキュメントスキャナーは、持っている書類やコミックを電子化する為、ワイヤレスヘッドセットはWirelessで音楽を聞くために為に使う。
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  • 左がJIS、右がUSキーボード、あると便利なコンパクトなスタンド
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