SKY NOTE

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【おとぎ話】日本が改革ができない理由(ACTA・人権侵害救済法案編)

日本が改革できない理由は、いくつかある。それらをリストアップして、考えてみよう。

1.封建社会的な価値観が残っていてボトムアップ(民主政治)がわかってない。

  • 基本的に、政治は政治家がやるもんだと思っている。自分たちは忙しいから、政治は政治家に任せるという風潮がある。しかし、コレは、殿様が政治をやるという事と全く同じで、トップダウンの改革を望んでいる。これは封建社会のものであり、基本的に主権者である国民に政治の全責任がある民主主義のスタイルではない。そこで、それを説明するために私が子供の頃の義父との会話を紹介する。
  • 国民主権
  • 自分:「主権って何?」
  • 義父:「それはつまり、王様ってことだ」
  • 自分:「国民主権て国民が王様ってこと?」
  • 義父:「そうだ」
  • 自分:「うっそだぁ国民だけど王様じゃないよ」(いつも、いじめられてるし...)
  • 義父:「選挙で札を渡されるだろ、あれが証拠だ」
  • 自分:「???」
  • 義父:「選挙の人事裁量権っていうのは、最高の権力なんだ」
  • 自分:「どうして?」
  • 義父:「邪魔な奴がいたら、お前クビってやればいいじゃねぇか」
  • 自分:「なるほど」
  • 義父:「そのかわり、最も責任が重い」
  • 自分:「なんで」
  • 義父:「国の中で一番偉い奴を選んだ奴が、一番責任が重いからさ」
  • さて、この責任の重さを理解すると、まず、お任せ民主主義が、どういうことかというと、責任放棄に等しい。ある意味、ダメな王様だ。面倒な仕事を官僚や大臣に任せて、自分は何もしないダメな王様といったところだろう。だから、政治がダメになるのは当たり前。王様がダメなんだから、そうなる。

2.ダメな王様をおだてる官僚や大臣の手下(マスコミ)

  • さて、国民が王であることはわかった。それでは、良い王様とは何であろうか?
  • 良い王様であれば国全体のことに目を光らせて、的確な判断をする必要がある。そのためには良い目と耳を持っていなければならない。しかし、王様の周りには外国(アメリカ)に手なづけられた官僚たちがいて、その手下に御用マスコミ(読売、日経、朝日、毎日、産経)という道化師がいる。これが「王様は、賢明な王様です」と、絶えずおだて、誉めそやし、実際はその影で不正を働き、官僚たちと共に利権を貪り、他国の政府と結託して、国の富を収奪していたのでした。そんな時事件が起きました。

3.パンドラの箱に閉じ込められた悪魔が復活する

  • 3月11日のことでした。この国で大きな地震が起きました。この国はウランという名の悪魔をパンドーラの箱に閉じ込めて、国の54箇所に封印してありました。しかし、外国や官僚たちは、この悪魔の力が欲しかったため、その力を取り出すため、悪魔の手下、プルトニュームを欲していたのです。このプルトニュームは、非常に強力な軍事兵器で外国(アメリカ)が喉から手が出るほど欲しているものでした。そこで、その箱をわずかに開けておいたのです。なぜなら封印を弱めないと、プルトニュームは手に入らないからです。(稼働中の原発)これが仇となって、地震の揺れでウランという悪魔が復活しました。この悪魔はずる賢く、外へ出たとしてもすぐには悪事を起こさず、後になって人々を病に陥れ、殺すという奴でした。

4.悪魔が復活したことをひた隠しにする官僚や大臣たち

  • あまりにも恐ろしい悪魔を復活させてしまった事で、国中が大騒動になりました。しかし、この悪魔のずる賢さは、復活してもすぐには悪事を行わなかったので、人々は、「なんだ悪魔も大したことないじゃないか」と油断するようになりました。さらに、この悪魔を復活させてしまった役人や大臣たちは、そういう悪魔の正体を知っていましたが、それを王様にバラすと、自分たちが重い罰を受けることを知っていたので、すぐには悪事を起こさない悪魔のずる賢さに便乗して「王様(国民)、ただちに影響はありません」と進言したのでした。そして、悪魔によって毒に侵された食べ物も、「食べて応援」といって人々に食べても安全だと嘘を言いました。実際は、後になって毒が回って病で苦しむ人が増えるというのにです。特に子供たちが苦しむ事は他の国の事例で分かっていました。しかし、罰を受けることを恐れた官僚や大臣たちは、手下の道化師や吟遊新人(マスコミ)を使って、国中にウソをばらまき、「悪魔(ウラン)はそれほど怖くない」といい、国民を安心させたのです。不安に疲れた人々は、安心に飛びつきました。

5.悪魔が子供たちを襲う

  • そうこうして、1年と半年が過ぎました。悪魔の復活した地域の子供達の喉に、妙な塊が出来ました。特に女の子の半分以上に、それが出来ていました。官僚たちは、この事実を公表しましたが、同時に手下の学者どもを引き連れて、「王様、これはそれほど大きな問題ではありません」とウソを言いいました。本当は重病化すると喉を切り、薬を一生飲まなければいけないのですが、大したことないとウソを言ったのです。さらに手下の吟遊詩人や道化師(マスコミ)を使って、そのウソを国中に吹聴したのです。本当は悪魔のいる地域から子供たちを避難させないといけないのにです。しかし、このまま悪魔が暴れだすと、早晩、自分たちの悪事や失策がバレてしまう。そこで国中に御触れを出して、悪魔のうわさ話をするものを罰することにしました。本当のことを言う者がいたら困るからです。つまり、うわさ話とは、名目上のことで実は、本当のことをいう人間を罰するために官僚たちが、罰するうわさ話(実は本当の話)を勝手に決めて捕まえる事が出来るようにするものでした。(人権侵害救済法案、ACTA:模造品に関する国際条約、TPP:環太平洋経済連携協定知財部門)こうすることで、大臣や官僚たちは、自分たちの悪事が人々にバレないようにするのでした。

6.疑い出した王様

  • あまりに起きる事が不可解なので、さすがに王様も疑い始めました。なぜならば、以前から、大臣や官僚たちとは別の意見を持っているグループの進言も聞いていたからです。そして、現実はその者たちの言っているとおりだったからです。どうやら、官僚や大臣、そして、その回りにいる吟遊詩人や道化師(マスコミ)も、自分にウソを言っているのではないか、そう思いました。不審に思った王様は王国の書庫へ行き、同じようなことが起きていないか過去の記録をたどることにしました。すると、いまから70年ほど前に同様のことが起きていたことが分かりました。70年前の戦争で自国が負けていたのにもかかわらず、吟遊詩人や道化師が揃って、勝っていると嘘を言っていたという記録が見つかりました。そして、それを実現した「うわさ話禁止法」(治安維持法)なるものの記録を見つけました。例え、吟遊詩人や道化師がウソをばらまいても、本当のことを言う人間がいたら困ります。そこで、うわさ話禁止法をつかって本当のことを言う人を黙らせて、人々を騙したのです。この記録を見て、王様は手が震えました。今と全く同じだったからです。そこで、王様は大臣や官僚を変える事を決心しました。しかし、誰を信じて良いのかわかりません。王様はひどく困ってしまいました。

このお話は、これで終わりです。この続きは、この国の未来が指し示してくれるでしょう。

ACTAとは?
 【図解】ACTAの問題点 (その1)
 http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20121018/1350532632

  • 言論に侵食するACTA
  • ACTA 23条(意訳:翻訳文読んでも、そのままじゃ意味がわからんので意訳した)
  • 商業的規模を持つコンテンツ(著作物、意匠)に対し、故意にコピーなどした場合、罪に問える。その商業的コンテンツの定義は、直接、間接を問わず、商業上の利益が発生する行為を含む。
  • 直接、間接を問わずとあるので、広告入りのコンテンツも対象になる。また商業的規模とは、何の規模なのか、それが、どの程度の規模なのかも記述されておらず曖昧であり、その適用範囲が拡大解釈しやすい。

人権擁護法案とは?

この漫画でも書かれているとおり、委員会の主観で差別を定義できてしまうことが問題なのです。

このアウターゾーン編では、人権委員会の恣意的な差別の定義により、過剰な表現規制が行われた未来をテーマにしている。こういう事が理論的にこの人権侵害救済法案では可能となっている。このような法案を黙って通してしまい、日本をこのアウターゾーンのような世界にするべきでしょうか?私はNOです。私はこんな世界はゴメンです。