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HGST、ヘリウムガスを使ったHDD、従来よりも23%消費電力削減

HGSTウェスタンデジタルの子会社:前身:日立グローバルストレージテクノロジーズ)がヘリウムガスを使ったHDDプラットフォームを発表した。2013年度に製品化するという。

 HGST、ヘリウムガスを充填したHDDプラットフォーム
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120914_559531.html

ヘリウムガスは空気よりも比重が1/7で、それをHDD内に充填することで空気抵抗を少なくてき、プラッターのを回すモーターの消費電力23%減らせるという。また、従来最大5枚構成だった3.5インチHDDを2枚増やして7枚構成にすることで、1TBあたりの消費電力を45%削減できるとのこと。HDDの動作温度が4度下がったという。

 HGST:ヘリウムガスを充填したハードディスクの新しいプラットフォーム “シールド・ドライブ”について

この技術はサーバ用途に向くだろう。2013年に製品化というから、既に量産技術が確立しているのだろう。自分としては2.5インチドライブの消費電力を下げて欲しいと思う。現在の3.5インチハードディスクは、プラッタ辺り1TBの容量を持つので、7枚となると7TBのハードディスクが可能という事になるが、現行技術でも5枚可能ということならば、5TBのハードディスクが可能なのに出ていないので、実際はどういうことなのかいまいちよくわからない。

現行技術でよく使われているのは、3.5インチでプラッター1TBの4枚構成で4TBが最大である。これが2枚位増えて6TBになるんかいなとも思う。(ホントは7枚だけどね)サーバ用途だと台数を減らすことが出来て熱(4度削減)や消費電力(45%削減)の問題も緩和されるので、万々歳だろう。その分耐久性が問題となるだろうが...

2013〜2014年にかけてARMの64bit版が出るので、これと連動すれば、大幅に消費電力の低いサーバが出てくるだろう。その分、強力なサーバが増えて、よりリッチなウェブサービスが登場したり、よりリーズナブルなオンラインストレージの登場が期待される。そういう意味では、上りスピードの速い光ファイバーを使うサービスが増えるように思える。最近動画のアップロードでADSLでは時間がかかりすぎると思っている今日この頃、H.265になれば容量半減するし、HDDもでかくなるし、amazonが今年から日本で出版サービス(アメリカでは既に始めている)始めるというし、オンラインコンテンツ市場が一気に出てくる予感がする。そういう意味で、新しいタイプのメディアも登場するのではないかと思う。それが日本の御用メディアを駆逐する日が早く来て欲しいと、サーバコストが安くなる技術を見ていて思うが、インフラが出来ても、コンテンツが揃わないとダメなので、どういうコンテンツがいいのか、どういうアイディアが必要なのか、こういう技術を見る度に考えてしまう今日この頃。