SKY NOTE

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ACTA、野党欠席の中、衆議院外務委員会で可決

残念ながらACTAが衆議院外務委員会で可決されてしまいました。この先、衆議院で可決されれば、日本が世界で初めてACTAが批准された国ということになります。外務委員会の状況を生で見ましたが、あっけなく強行採決民主党議員仲良く揃って起立しやがったという感じでした。「独裁とはこういうことかな...」と、そのあっさり感が怖かったです。
 
 2012年8月31日 衆議院外務委員会のビデオ(1時間40分)
 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=42097&media_type=fp

 2012年8月31日 衆議院外務委員会 ACTA強行採決の瞬間
 

前回の選挙で民主党に投票したのを後悔する一瞬でした。あと、無能で主体性のない議員を送り込むと、こういうことになるんだなと痛感しました。次の選挙では主体性のない人間は切り捨てます。迎合する人間は、圧力に弱い。弱者を救えない。弱い者いじめに加担することになるとも感じました。

玄場を始めとするバカ議員は、次の選挙では落選確実だとは思いますが、その前にACTAが批准されては困ります。会期末の9月8日まで、あと、8日、この間にACTAが衆議院で採決されるかどうか、それに注視するべきだとは思いますが、この外務委員での動きからすると民主党には全く期待できないという印象です。(ただし、国会会期末の9月8日までに採決が行われず、そのまま総選挙となれば、審議中の議案は全て廃案となる)私はこれほどまでに酷い政権だとは思っていなかったのですが、気骨のある議員の大半は小沢さんに付いて行ってしまったので、今の民主党は抜け殻のようです。ただ、民主党にもTPPに反対する議員の方が残っているので、TPPと類似するACTAに対して造反する人が出てくるのを望むのみです。今の民主党にとどまっていても、落選する確率が大ですから、議員を続けたい人は、ここで造反し、他の政党に鞍替えすることが最後のチャンスになるかも知れません。そういう意味では造反者がたくさん出てくる可能性も若干あると言えます。

次の選挙での議員の選択ポイントは、以下のものです。

1.バカはダメ(歴史を知らないのはダメ)

  • どんなに奇麗事を言っても、議員がバカだと頭のいい官僚に丸め込まれてしまって、官僚の傀儡政権になってしまう。

2.主体性のない奴はダメ

  • 主体性がないと利権集団の圧力に屈し、結果として悪政が行われる。

私が議員の答弁で感じたのは、治安維持法の成立過程についての歴史認識の浅さです。治安維持法は、最初は治安を守るためというキレイな言葉で始まりました。誰もが納得せざる負えない内容です。でも、その内容は徐々にエスカレートして天下の悪法とまで呼ばれました。なぜかというと、治安という言葉は曖昧で抽象的だからです。その結果、拡大解釈に拡大解釈が重ねられ、言論弾圧にまで発展したのです。言ってみればガン細胞と同じで、抽象的な法令というのは、その解釈が無制限に増殖するのです。こういう抽象的な言葉が刑法に登るとき、市民弾圧の危険性を疑わないといけないのに、ACTAに賛成した議員にはその懸念に対する認識が全くないのが驚きでした。最初はマイルドです、しかし、あとになってからが恐いのです。それが歴史が教える教訓なのですが、そういう現実が分かっていない議員を見ると、アタマが悪いというか、教養がないというか、どうにも情けないというのが、私の感想です。