2012年8月22日、首都圏反原発連合が首相と面会して、原発の即時停止を求めた。
IWJ:首都圏反原発連合、野田首相に直接要求(2012.8.22 PM3:00 録画30分)
http://www.ustream.tv/recorded/24880560
IWJ:会見後の反原発連合の記者会見(2012.8.22 PM3:30 録画1時間12分)
http://www.ustream.tv/recorded/24880863
会見そのものは最初の30分くらいで終わっている。
首相を引っ張り出せたことはデモの成果といえるだろう。デモによって民意が1つの形になった瞬間だと思った。結果が出せなかったのが残念だが、それはそれで仕方がない。ビデオを見れば、一つ一つの要求が切実であり、同時に国民の声を反映しているものだった。久しぶりに政治の場所に国民の率直な声が届いたと感じた。音ではなく声なのだ。それでも野田は、規制委員会の人事は突き通すと言っているのだから、何を考えているのかと思う。野田総理自身が、結局のところ、デモに燃料を投下していると感じるコメントだった。
さて、その原発に対する日本全体の民意は、原発に対するパブリックコメントでは、寄せられた89000件の内、約7000件を分析した結果によると...
2012.8.22
パブリックコメント(89000人の内7000人)
原発は不要:89.1%
原発依存度
即時ゼロ :81.0%
段階的ゼロ : 8.6%
20〜25%以上: 3.1%
意見聴取会(1276人)
即時ゼロ :50.0%
段階的ゼロ :31.0%
民意の過半数が「即時ゼロ」を選択していることからも分かる通り、もはや原発は、国民に支持されていないことが分かる。恐らく現状で国民投票をすれば、原発は即時停止に結論が出るだろう。それだけの内容といえる。この内容から見れば、民意ではもう原発の是非には決着がついているといえる。原発は即時停止という事だ。あとは政治が、それをどうするか?そこで政治を見てみると、野田政権も尻に火がついているみたいで、原子力規制委員会の人事は造反が出そうだ。
WSJ:規制委人事に異論相次ぐ=採決で造反も―民主合同会議
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_499480?mod=WSJFeaturesAuto
初代委員長候補の田中俊一氏について民主党内でも「ふさわしくない」との異論が相次いでいるそうだ。これがどの程度の造反なのか見極める必要があるが、地元の選挙区の政治家に電話をかけるなどして、プッシュしたほうがよさそうな気がする。自分はもう電話をした。でも、こんな毎日がどれだけ続くのかと思っていたら、こんなニュースが出てきた。
首相、10月解散示唆 自民に伝達「予算影響避ける」(2012.8.23)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120823-00000085-san-pol
どうらやら10月上旬の冒頭で解散をするらしい。つまり、あと4〜50日という事のようだ。この間に、原子力規制委員会人事、ACTA、TPP、秘密保全法などの法案が通されるかどうかが争点といえる。一つ一つの法案に非常に大きな問題があるので、それぞれに対して強硬に国民が反対して、時間を稼げば1ヶ月半くらい軽く過ぎてしまうような気がする。そうなれば、新しい政権で新しい政治が始めることができる。そのためにもデモで強硬に反対運動を繰り広げて、時間をどんどんかけるようにすれば、他の法案も時間が足りなくなって、自動的に廃案になる。とにかく、そうなるように、デモに出たり、地元の政治家に電話をかけたり、できる事をすれば、この国難を乗り越える道筋がおぼろげながら見えてきたと感じる。
今日のデモも来れる人は来てください。
★8.24緊急!大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議
日付 :8月24日(金)
時間 :午後6時より(8時に終了)
天気 :WEATHERNEWS:国会議事堂前の天気予報
ブログ :http://coalitionagainstnukes.jp/?p=1066
ツイッター:首都圏反原発連合
場所 :首相官邸前(国会記者会館前:画像をクリックすると拡大します)
会場が3つにわかれていて、官邸前、国会前、ファミリーエリアとある。
トイレ :地下鉄丸ノ内線「霞が関駅」A2、A3a出口を降りると改札外トイレがある
交通 :乗り換え案内:ジョルダン
南北線 :溜池山王駅
千代田線:霞ヶ関駅前(国会議事堂前駅は封鎖される恐れがある)
丸ノ内線:霞が関駅