SKY NOTE

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反原発団体、野田総理と面会について

首都現反原発連合は、22日の今日、野田総理と面会するが、おそらく、どんな人間が交渉しても、成果は得られないだろう。というのは、野田総理の行動パターンが私の知っている人間にそっくりだからだ。こういう人というのは、まず、外面を繕うのが上手で、野田総理は、実際マスコミを利用して外面を繕っている。その上でやることは無茶苦茶やっているんだけど、言っている事ととやっていることがぜんぜん違うのだ。でも、言葉の上で正しいことをやっているように繕うのが上手なので、物事を深く考えない人から見れば、よさそうな人に見えてしまう。でも、実際は逆だ。自分が相手に見せている印象が上手く機能しているだけで、正しいか間違いかを決めているタイプなので、実質的な正しさについては、まったく考慮しないタイプである。

そうやって外面を繕った上で、自分の意見に反対する人間が現れると、徹底的に無視するのがこのタイプのやることで、大抵、その文言には、社会のためにとか、家のためとか、何らかの大きなものの為に、あなた我慢しなさいという理屈を言ってくるのだが、実際は、社会でも家のためでもなんでもなく、自分のためなんだな。コレが。そういう矛盾したことを言っていても、全然、自分が間違っていることをしている自覚がないのがこのタイプ人間なのだ。果てしなく自己中心的なんだけど、言っていることが「家のため」とか「社会の為」なぞと真逆なので、実際にやっていることと言っていることを厳密に比較しないと、このタイプの人間の言っていることに騙されてしまう。

典型的なのが野田総理原発再稼働演説、国民のために原発を再稼働するという理屈があるんだけど、現実的に言って、国民のためでもなんでもなく、東電のためだったわけなんだ。でも、それを「国民のため」と平気で言ってしまうのが野田総理のような人間の恐い所。

さて、このタイプの人の行動原理について説明すると、犬と全く同じなんだ。犬はその家の中で最も強いものに付き従う。これと同じで野田総理が従っているのは、アメリカと、それと連携している官僚達である。つまり、官僚の背後にいるであろうアメリカに従っている。古い日本人の悪いところを凝縮したような奴隷根性丸出しの発想だ。このタイプの人は、最も力のあるものにはペコペコするのに、それ以外の人間に対しては、徹底的に無視するという態度に出るので、こういう人にいう事を聴かせるためには、彼の目の前で一番力が強い人間であることを示さねばならないが、この場合、アメリカよりも強くなければ、彼に言う事を効かせられないので、誰が交渉をしてもダメなんだな。

自分はこの面会で成果が出る可能性はゼロだと思っている。時間の無駄だという人もいると思うが、しかし、私はこの面会それ自体は有用だと思っている。なぜなら、デモ行為の結果として、国のリーダーを引っ張り出したという前例が作れた事は、良い事だと思うからだ。相手が野田総理のような道理の分からない人間であることが結果が出ない理由なので、私は反原発連合を責めたりはしない。私はそういう人の特徴をよく知っているので、どんな交渉も全く通じない事は分かっている。交渉とは、道理が分かっている人間同士のする事であって、野田総理のような道理の分からない上っ面だけ繕うのが上手な人間とするものではないからだ。そもそも彼は、交渉というものをしない。ただ、力のあるものに無条件で這い蹲るだけの奴隷意識しか持っていない典型的な古い日本人なのである。