東芝が放射性物質を含んだ汚染水から、62種類(ストロンチウム、コバルト、ニッケルなど)の放射性物質を除去できる設備「アルプス」をアメリカの原子力メーカーと共同で開発した。従来は、同社製の「サリー」が動いていたが、これはセシウムのみだった。
放射性物質:62種類を除去、東芝が設備開発
http://mainichi.jp/select/news/20120725k0000m020024000c.html
構造 :特殊な樹脂、活性炭などを使って取り除く
除去できる物質:62種類、ストロンチウムなどは1/1000万にできる
処理能力 :1日500㎥(500トン)
(敷地内にある20万立方メートルの汚染水ならば400日で処理できる)
対象の全核種を海洋への放出限度以下に出来るという。つまり、危険でない状況にして海に戻せる。これで汚染水が蓄積する状況が緩和されるのだと思う。それにしても、フィルターが活性炭と特殊な樹脂ということだから、意外と水道につけるフィルターでも除去できるかもと思ってしまう。ちなみに一般的な水道につけるフィルターだと、セシウムが8割くらい除去できる事が分かっている。