SKY NOTE

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福島第一原発4号機、試験的に燃料取り出し(2012.7.18)

福島第一原発の燃料棒
原子炉
 1〜3号機の1原子炉内の燃料:どこにあるのかも不明、故に具体的な取り出し方法も未定
燃料プール
 1〜3号機の燃料棒:1573本
 4号機の燃料棒  :1535本
  ・4号機の使用済み:1331体(取り出す際の放射線:100シーベルト/時)
    使用済燃料は、周囲の人間が数分で死ぬレベルの強烈な放射線を放つ
  ・4号機の新燃料 : 204体(取り出す際の放射線:少ない)
    ステンレス製の燃料棒が黒くなっており酸化している可能性がある。
    (塩分による腐食か?:1〜2年で取り出すのはほぼ不可能という感触)
 プールの燃料棒全体:3108本

使われていない燃料棒1体を取り出してみて、その状態を見て今後の取り出し作業がどの程度のものか推測することが出来る。燃料棒の状態が悪いと、より長い時間がかかる恐れがある。燃料棒の取り出し作業は、2013年12月からはじめる予定。今回の取り出し作業は、そのための燃料の状態を把握するための調査。燃料に腐食がないことを確認しないと、危険な使用済燃料を取り出すことがデキないとの事。

取り出した燃料は、同じ敷地にある共用プールに保管される予定、しかし、その共用プールも満杯であり、取り出して5〜10年経った古い燃料を敷地内のグラウンドに一時保管する予定だという。(古い燃料ほど崩壊熱が弱まってリスクの少ない燃料といえる)

燃料取り出し作業は、スリーマイルの時のように国際的な協力体制が必要かもしれない。アメリカは、原子力における人材の層が厚いとの事。ちなみに日本は、原子力関連の教育機関に学生が来なくなっているという。由々しき事態となっており、長期的に考えると、早晩、国際協力が必要になると考えられる。作業員も集まらなくなってロボットでやるしかなくなるだろう。